③NEはこちら…★



期間限定★新年パーティー★有馬とパーティー三昧



新店舗で行われる新年パーティーで…

有馬の怪しい噂を耳に!

冬太から聞かされたその話は真実なようで…?


新店舗で開催されるパーティー、新年は嫉妬で始まる!?




                       




~グッドEND~




「もう、色ボケはよそでやってちょうだいよ」
「それより あの話……早く奥さんに話してあげたら?」

「あの話?」

「………」



腕の中で顔を見上げると、志信さんは少し困ったように笑った

あまり見慣れないその笑みにドキッとしていると、私たちの様子を眺めていたルカさんが、フンッと鼻で笑う


「何よ、好きな女には 最後まで話を聞かせたくないってわけ?」

「……別にそういうわけじゃねぇよ…」

(何の話だろう……?)


おとなしく二人の会話の行く末を見守っていると、志信さんは観念したように息を吐き、私の手を引くと立ち上がった


「来いよ、お前に見せたいものがある」

「見せたいもの……ですか?」

「志信ちゃんが働き詰めだった理由よ」

「だから、お前は余計なこと言うんじゃねぇって言ってんだろ!」
「コイツに余計なことを吹き込まれる前に行くぞ!」



声を荒げる志信さんとは対照的に、ご機嫌な笑みを浮かべるルカさんに見送られ、店舗奥のとあるスペースへと連れて行かれた



×  ×  ×  ×


「ここって、もしかして……」


飲食スペースとは明らかに違う、厳かな雰囲気……
キャンドルライトや落ち着いた照明で照らされた空間には、新郎新婦が歩くバージンロード…
その先に、光に照らしだされた十字架が掲げられている


「結婚式スペースですか?」

「ああ、お前が前に言ってただろ?」


隣で穏やかに微笑む志信さんと見つめ合いながら、いつか二人でした会話を思い出した




~~

「俺の店で結婚式?」

「はい、二次会とかでは結構使われてるかもしれないけど……」
「式を挙げられるスペースのあるお店ってまだないですよね?」
「新しいお店を始めるのなら、結婚式ができるスペースもあれば素敵だなって……」

「……式が挙げられるスペース、か……」

「そうなればきっと、新郎新婦にとってお店が特別な場所になって、結婚記念日とか、二人の特別な記念日とかにまた来ようって…そういう場所になっていくと思うんです」

~~



「俺には思い付きもしなかったから…あの時のお前の案には、正直驚かされたんだ」
「ちょうど新店舗の計画も、出てた時だったからな…」
「そこにお前のアイディアを活かせねぇかって考えてな……」

「志信さんがここのところ働き詰めだったのって……これを作ろうとしてたから、ですか?」

「まぁな、そのせいでお前には寂しい思いさせちまったかもしれねぇけどな」


そう言いながら、志信さんは私を腕に閉じ込める


「お前のアイディアで完成したこの店は、俺とお前で初めて作り上げた…二人の店だ」

「二人の店……」
「……素敵ですね…」



私が背中に回した腕に力を込めると、志信さんはそれに勝る力で、しっかりと抱きしめ返してくれた


「お前はいつだって、俺の支えになってくれてるんだぜ?」
「ここが、その証拠だ」


志信さんの腕の中でその一言を聞くだけで、自分が志信さんの支えになれてないんじゃないかと、どこかで思っていた不安がみるみるうちに消えていくような気がした



「俺たちみたいな夫婦がここで誕生するなんて……考えただけで ワクワクするだろ?」



私は志信さんの眩しすぎる笑顔に微笑み返すと、しっかりと頷いた





≪プレミアENDにつづく≫





イケない契約結婚
(C)Arithmetic






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いやぁ~奥さん冥利に尽きますね~~

大好きな人にこんなこと言われたら……(//・_・//)
嬉しくって泣いちゃいます!


それにしても…
志信さんはどうしてこんなに歯の浮くセリフをサラッと言っちゃうんでようね~~( ´艸`)


まっ、志信さんだからでしょうけど……(;^_^A

レポってて、くすぐったくなっちゃいます…