先日、弊社の45周年記念セミナーでご講演を頂きました西武信用金庫の落合理事長様の講演内で、とても気になるワードが沢山ありましたので、その中から感想を述べさせて頂きたいと思います。
金融業界も金融庁などの厳しい締め付けのもとで管理されて、なかなか面白いことが出来ないと言われがちの業界です。私が所属している会計事務所業界も同様の締め付けで、少しでも変わったことを行うと綱紀監察員会等が動く厳しい業界です。
そんな業界内にあって、業界の枠組みを壊す存在が時代によって現れるものであり、日本の戦国時代に遡ると『織田信長』が正しく異端児そのものと言ってよいのではないかと思います。
落合氏も業界においては異端児だったそうです。
でも、「業界の常識が一般の非常識」と言われるくらい、やっている本人からすると決して異端なことをしているつもりはなく、むしろ常識的なことをしているのが異端児だと思います。
時代の流れに伴い、従来のビジネスモデルが崩れていくのが現代だと考えれば、今こそ新しいモデルを開発しなければならないのが今、ここなのではないでしょうか。
この業界内の非常識に気付けるのは、外から自分を見た時だと思います。
積極的に異業種と交流・ベンチマークすることで、業界内では気付けない何か(宝)を得られるのではないかと考えます。
また、組織内においても異端児と常識人の違いはあると思います。
異端児を育てていけるふところの深い組織こそが、この変革期を乗り越えられる強い組織になるのではないでしょうか。
異端児を大切に育てましょう。
2017.09.12