この作品のテーマは差別と友情だ。
主人公のライナは特殊な眼の力を持っている
ことによって差別されている人間。ゆえに、
それを隠しながら生きているのだが、同じような
眼を持った人は時々いるという設定になっている。
そんなライナと友情(愛情)を結ぶのがシオンと
フェリスだ。あとキファもか。
シオンは付き合いのきっかけはライナの眼の力を
利用しようと思ったことであるが、利用するという
気持ち以上に親友であるという気持ちが勝っている。
ティーアがライナの眼のことを公衆の面前で暴露した
時でさえも、逃げ去ろうとするライナを衆人の目に臆する
ことなく大声で引きとめようとしたのにはマジ感動したよ。
さらに、シオンが絶叫するやいなや、あのフェリスが
「ライナーーーーー!!!」と涙を流して駆け寄ろう
とするのだからあのシーンはすばらしいよほんと。
話を戻して、ライナたち特殊な眼の力を持つ人種が
差別されるシーンは数え切れないほどあるし、
シオン自身も父は高名な貴族だが母が平民という
ことで差別されてきたというシーンが何度も見られる。
フェリスは一緒に旅をして苦楽をともにしているうちに
ライナと友情のような愛情のような絆を結んだ。フェ
リスも敵にライナは特殊な眼の力を持った差別される
べき人種であることを指摘されながらも、ライナをかばう
熱いハートの持ち主だ。
眼の力を暴走させたライナに殺されかけたこともあった
が、ライナを信じることによって殺されずに済んだこと
もある。
「眼の力が暴走したら殺してくれ」とライナに最も嫌な
役を押し付けられても「それでおまえが戻ってくるなら・・・」
と、とがめるそぶりも見せず約束するのは実にかっこいい!
キファもライナが特殊な眼の力を持った人種であること
を知っているが、それでもライナのことが好きだという。
まあ、キファ自身も二重スパイという差別されてもおか
しくないことをやっていた人間であるが。
ミルクもライナのことが好きであるが、たぶんライナの
眼の力のことを知らないのでここでは語らない。