歌舞伎座、夜の部。カンカン宙乗り。 | お気楽マーニャのブログ

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話題の今月の歌舞伎座。『駄右衛門花御所異聞』1761年に初演された狂言をもとに、手をいれ復活させたもの。冒頭の海老蔵さんの早替わりが見物。よーく注視していないと煙にまかれます。目目目今回海老蔵さんは三役を早替わり。大変な重労働だわー。いつも通りお美しいけれど、少しお痩せになったわね。顎がシャープに。でも、度々、若いころのお父様そっくりな表情だったわ。早替わりは楽しいけど、話が複雑過ぎて分かりにくい。(私だけ?)早替わりのやんやの拍手👏後が少しダレル。テンポがゆっくり。





坂東新悟さんと坂東巳之助さんのカップルが初々しい。巳之助さんは立ち姿が上品できれい。すごーく将来が楽しみな役者さんだけれど、なんとなく自信なさげで、固くなっている感じ。中日以降はもっとリラックスなさるのかも。笑三郎さんの芸達者ぶりはさすが。海老蔵さんの奥さん役に、中村児太郎さん。スッゴクいいグッド!グッド!グッド!彼の登場で、なんとなくダレていた舞台がピッと締まった。声がいいし、台詞がいいし、テンポがいい。美女とは言えないけど、素晴らしい女形さんだわー。さすが福助さんのご子息だけある。才能あり‼️のDNA.海老蔵さんの腕の中で息を引き取る場面では情緒たっぷり。情緒は努力では出ないものねー。この時の海老蔵さんの、セリフには、ドキッ‼️観客の皆さんどう反応して良いものか戸惑ったと思う。台詞は、歌舞伎座でご確認下さいませ。えーんえーんえーん


児太郎さんのお兄さん役に、九團次さん。いわゆる、美味しい役。遣り甲斐のあるいい役だわー。九團次さんお声がいいわ。ちょっと市村正親さんに似ていると思った。熱演だけれど、後半、児太郎さんと早口で、言い合う場面の台詞が不明瞭。残念。この役、将来、九團次さんの当たり役になる可能性も。ルックスはもう少し痩せて元のイケメンに戻って頂きたいですが、、、。ネタバレになるけど、海老蔵さんがさんざん切られ、弱々しく逃げまどう姿も新鮮で、セクシーで良かったわ〰️〰️!ラブラブラブそして、カンカンついに登場の、遠州秋葉大権現の場。秋葉大権現役の海老蔵さんが、文句なく美しい。海老蔵さんは白いかつらが一番似合うのよねー。大権現の使わしめである白狐のかんげん君が花道に登場すると会場ヒートアップ!でも歓声に負けない大きな声で台詞を言うかんげん君。大きく通る声にビックリしたわ〰️〰️!ありがたいことにお二人の宙乗り、近くでじっくり拝見しました。カンカン、小動物って感じ。お顔もお手々も可愛いけど、不安げに時々動く小さな白い足袋の足の可愛いこと。口笛口笛口笛今日はちょっとしか手を振ってくれなかったけど、ちゃんと台詞を言ってくれました。お口が動いたのは見えたのに、歓声と👏拍手で全く聞こえず。残念。最後まで高いところから、じっと観客を見てくれてるのよねー。カンカーン‼️と叫んじゃいました。大詰は、海老蔵さんと中車さんの大立廻り。映画の一場面のよう。贅沢よねー。兎に角、ここは新橋演舞場?と間違える位、舞台美術が凄い⤴️⤴️スケールーが大きくて、スモークあり、映像あり、音声あり、花火ありの大サービス。照明もこっていて、黒御簾の演奏もノリノリ🎶🎶。トンボを切るメンバーも凄い能力。先代の猿之助さんが作り上げた世界を、海老蔵さんが受け継いで、歌舞伎の王道と融合させた舞台っていう印象を受けた。海老蔵さんも大熱演で、申し訳ない位。1日10時間寝ないと持たないわー。私の席のまわりには、いつもは歌舞伎座では見かけないような感じの若いカップルが、なん組も。六本木歌舞伎から、歌舞伎に入って来られたのかしら?皆さん、口々に、面白かったー!!、楽しかったー!!、とおっしゃっていました。楽屋口近くから、帰る海老蔵さんの車に手を振って、今日の観劇終了。









幕間には、食欲がなくて、フルーツサンドと歌舞伎座名物、鯛焼きしか頂かなかったので、帰り道、開いているお蕎麦やさんを探して、スダチぶっかけおろし蕎麦。さっぱりしていて、酸っぱさが疲労快復に。お蕎麦自体はNGでした。