

年末にふさわしい豪華な衣装も華やかな海老蔵さんにぴったり。松也さん、姿がお品良くて、お声がいいわー~♪でももう少し頬がすっきりした方がおきれい。残念。愛之助さんや獅童さんは素晴らしい役者さんだと思うけど、歌舞伎役者としての実力は、、、、。テレビや映画がお忙しいのね。その他、若手役者の実力が付かないと、いくら海老蔵さんが孤軍奮闘しても、舞台が完成しない。ところが、第三幕、玉三郎さんが、花道に登場した途端、舞台ばかりか、客席の空気が一瞬で変わった。

やっと、歌舞伎の舞台が始まりました!って感じ。亀寿さん、亀三郎さんのお声や動きも小気味いい♪玉三郎さん、渾身の演技。一世一代、体当たりの口説き。゛お師匠様ー~!゛と言いながら、鳴神上人をゆっくり見上げ、誘う目の妖艶さは凄まじかった!!!

私の席からバッチリ拝めました。大変な物を見てしまったわー~
といった感じ。海老蔵さんの演技も、二幕までとは違う。体当たりで迎え撃つ。美しさと気迫の競演。

何度も 観られる舞台ではない。ありがたや、ありがたや。
お父様の鳴神上人も大変な色っぽさだったわねー~。立ち回りも美しく、皆さん命懸け。楽日まで、怪我人が出ないことを願うばかり。花道を駆け戻る、狂気を秘めた海老蔵さんの絵になること!千両役者!ため息。ただ、最後の不動明王の場面は、個人的には疑問。エンターテイメントとしては面白いけど、キラキラを含め色彩的にはチャチな感じがする。新橋演舞場なら派手なセットも合うけど、歌舞伎座にはちょっと、、、。
イルージョンをするために、装置で体のフォルムが美しくない。自然な姿で座っていた方が、絵的に美しく、威厳があると思うけど、あくまでも個人の感想です、ハイ。