シンプル思考 遠藤保仁
第1章 「少し先の未来をイメージする」
先読みすれば「ダッシュ」しなくてすむ
「遠藤はいつもゆっくりプレーしている」とよく言われる。
試合を見ている人は僕の動きがゆっくりしているように見えるから運動量も少ないと思い込んでいるようだが、南アフリカ・ワールドカップにおけるFIFA(国際サッカー連盟)の公式データによると、僕がチームでいちばん長い距離を走っていた。この事実には、多くの人が驚いたようだ。
僕のプレーがゆっくりしていて、運動量が少ないように見えるのは、ダッシュをする回数が少ないからだと、自己分析している。
もちろん、あえてダッシュをしないようにしている。ダッシュをすればボールをコントロールするのが難しくなるからだ。
たとえば、5メートル先の地点に移動するとき、周囲の状況から先読みをして早めに足を踏み出せば、ダッシュをせずに到達できることが多い。ダッシュをしなければボールも扱いやすいから、正確なプレーもできる。先読みすれば、ダッシュをしなくてもすむし、そんなに動きまわる必要はないのである。
サッカーでは、先読みが正確にできるほど有利な立場を得ることができる。次のプレーを予測して、相手より1秒先に動き出せれば、そのぶんパスを通したり、ボールを奪えたりする可能性は高まる。コンマ何秒でも先にアクションができれば、大きなアドバンテージになるのだ。
参考になる話しですね‼️
参考にして下さい✨
今日は天候が悪いですね💦