時給が1,800円以上になると、派遣の面接時に
VLOOKUPが使える程度
とよく訊かれます。
中には「じゃあ式言ってみて」とイジワルな面接官もいます。(まあこういう会社には勤めない方がいいですよ…)
Index Matchのほうがよっぽどいいんですけれどね…って言いたくなりますが、まずはVLOOKUPを使いこなしましょう。
ちなみにVLOOKUPの上位バージョンのXLOOKUPはOffice2021~しか搭載されていませんので、会社が古いOfficeソフトをお使いでしたら出てきません…
本日はそんな「VLOOKUP」を式通りに入れたのに、
なぜかエラーメッセージが出る!キーッ
とイラつくあなたへ。
その気持ちお察しします!!
「こんなん知らねーよ、バカ!」
と、VLOOKUP開発者をなじりたくなる、初級者が遭遇するであろう原因を書き出しました…
【Excel初級向け】VLOOKUPの根本的な知識&エラー原因7点
のお話というかマイクロソフトへの文句w
VLOOKUPとは?
値を探したいときに使うExcel関数のひとつです。
まあ実のところ、Windowsは、WebでもどんなOfficeソフトでもCtrl Fで単語や数字を入れたら探し出せるんですけどね…
値を1個だけ急ぎで探してみたいならこれでいいかも。
ちなみに、Excelの関数によって検索値を入力する箇所が最初に来たり、二番目だったりするのは、
開発者の好み
だそうです…
(マイクロソフトに訊いたので本当…ふざけんなっ)
VLOOKUP基本用語
小難しい説明する人たくさんいますが、
理系ってさっぱり何言ってるのかわかりません
なんであいつらは数式の全てを文字だけで説明しようとするんだよ?
つまりこういうことでした↓
※以下の()は列・行
参照元:この場合は上の水色と白の表の支社コード(B2~F12)
参照先:式が入っているところ(I3)この式を引数(ひきすう)と呼ぶ人(プログラマーとか理系の人)もいます。
検索値:値(H3)を入れると式が挿入されているセル(参照先:I3)に答えが出てくる
範囲:値を検索する範囲。行の数字を入れないで列のアルファベットだけを選んでおけば間違いない。
列番号:左の水色と白の表上で、欲しい値が入っている列が表の左から何番目か。
この表はA列からではなくB列からはじまっていますよね?
だからB列から数えて何列目に欲しい値があるのか訊いています。
検索方法:完全一致 (FALSE)(デフォルトが近似一致 (TRUE) になっているので注意!)
使用上根本的な知識3点
1. 検索範囲元は、検索する値の左側に無いといけない
これやりがちなのですが、VLOOKUPは
検索元範囲が左
検索する値が検索範囲の右
と決まっています。
(ほかの関数やXLOOKUPはどこでもいい)
2. 検索範囲が「一番左端」に無いといけない
これ結構やらかしますが、検索元の範囲は最左側にないといけません。
3. 検索方法は絶対に「FALSE」
私は色々な会社を見てきましたが、ここにFALSEが入っていない会社は速攻辞めたほうが良い。
これは、Excelが値を見つけられなかった時に、
「こんなもんでいいよね~」と正しい値に近い値を表示する→近似一致 (TRUE)
(宝くじの1等当選ナンバーの前後賞)
「正しい値はコレ一択」と完ぺきに正しい値を表示する→完全一致 (FALSE)
(宝くじの1等当選ナンバーそのもの)
なのです!
提出する資料の作成で
「こんなもんでいいよね~」
でいいよという段階で、その会社終わってる…
データは、間違えたものを提出しても意味がない。
間違えた値でその資料を提出したら、
あなたのスキルが低い認定
ってか、VLOOKUPの開発者!!
なんでデフォルトがTRUEなんだよ
エラーメッセージの原因7点
#N/A #VALUE! #DIV/0! #NAME? #REF!…
エラーメッセージが出るとヤル気なくしますよね...
これがExcel嫌いをつくる原因のひとつだと思います。
原因1)範囲内に値がない
「B:X」など列のアルファベットだけ選択するのが最適解です
原因2)検索する値が右側にある
原因3)参照元(この場合は支社コード)のデータ形式が、文字列になっている
殴りたくなりますが、なぜか数値ではなく勝手に文字列になっていたりします…
これは数字をクリックすると、勝手に文字列に変わってしまうExcelのせい
対処方法:
①エラーメッセージが出ているところを全て選択
②をクリック
③「数値に変換する(C)」を選択すると数値に変換されます
0001が1になっちゃったじゃん!!
という人は以下
④万が一、表示が変わってしまったら、「Ctrl !(セルの書式設定)」のユーザ定義から変更すると表示を直せます
原因4)検索範囲がズレている
範囲がなぜかズレるときがあるんですよ…なんなんこれ
この場合は範囲にA:Zでも入れておけば間違いない。
原因5)検索するセルが文字列になっている
でも出てこないー! イラッ
と思ったら検索値入力するセルが文字列になっていたりしました…
これも原因3と同じ方法で、を押して「数値に変換する」で文字列から数値に変換してください
原因6)検索範囲の検索値が最左端にない
それなー
必ず検索範囲元は左端に設定してください。
原因7)エラーメッセージが出る
エラーメッセージが出ると萎えますよね…
VLOOKUPで出がちなエラーメッセージ5つです。
数字が全角だったり、数字以外が入っている時です。
高度なテクニックとして、
タブの「数式」⇒「数式の表示」や「エラーチェック」で確認できます(これ中級1でも知らない人が多い)。
答えが無い
Ctrl Fで検索ワード入れて、データ表(参照範囲)から探してみて下さい。本当に答えが無いのかもしれません…
答えがある場合は、原因2~6を疑ってください
#DIV/0!
「Divide/ 0」という意味です。
値を0で割算(除算)しています。
どこかのセルに「0」が入っていません?
#NAME?
関数の名前が違います。
「VLOOKUP」が「VCOOKUP」になっていたり「SUM」が「SAM」になっていたり…チルチルチル(アメリカ人のヤングでナウが落ち着けって意味で使うスラング。Chill outのChill)
#REF!
誰かの罠です
参照先の表を削除しましたね…REFは「Reference(参照)」という意味です。
参照元がないって意味です。
最後に
VLOOKUPとIF関数ができれば
「私は関数できます」
と自信もって言っていいです
初級者ならこの本おすすめ。中級者1レベルでも喜んでもらえた。
このシリーズは、理系が関数の説明ばかり書いた本じゃないからわかりやすいし、リアルに実践で使えます。
この本の著者の長内先生自身は、アメリカで実習を積んだそうですが、当初は
「またインターン来たよ…英語もできねーExcelもできねー…はあ…」
とバカにされて、悔しくて泣いてしまったことがあるそうです。(本に書いてあった)
Youtubeでも学べますし、練習用データももらえるので実際にいじれる。
中級者までなったら時給1100円のアルバイト卒業できる
がんばって覚えましょう