2011年3月11日の東日本大震災の発災から間もなく10年が経とうとしていますが、空自のアクロバ
ットチーム・ブルーインパルスで現在、オポーシングソロ・6番機を担任している被災地出身のライダー
さん、佐藤貴宏1尉(RIAS・リアス)が、「飛ぶことで東北の復興を後押ししたい」と話され、その決意を
語られています。
以下引用・・・産経ニュース
「リアス」を胸に大空に描く ブルーインパルス6番機 佐藤貴宏さん
「岩手県山田町出身のブルーの隊員がいることを子供たちに知ってもらいたい」と話すのは航空自衛隊のアクロバット飛行チーム、ブルーインパルスのパイロット佐藤貴宏1尉(34)。
故郷への思いは人一倍強い。TACネーム(パイロットの愛称)は「RIAS(リアス)」。震災の記憶が薄れぬよう三陸の特徴ある海岸地形からつけた。空自にいた父の影響でパイロットに憧れ、入隊した。
幹部候補生学校(奈良市)の卒業式前日、大地震と津波が故郷を襲った。ニュースを見て「とんでもないことが起きている」とショックを受けた。
震災から5カ月後、千歳基地に赴任し、念願のF15戦闘機のパイロットになった。
震災10年は通過点でしかない。上空から見る三陸沿岸部はまだまだ復興の途中だ。「飛ぶことで東北の復興を後押ししたい」と話す。松島基地(宮城県東松島市)を拠点に活動するブルーインパルスは復興の象徴でもある。佐藤1尉はチームの中でも花形の6番機に乗る。
大空にスモークで描く展示飛行で、ブルーインパルスは被災地に限らず多くの人々を勇気づけてきた。昨年5月には、新型コロナウイルスの対応に当たっている医療従事者らに感謝の気持ちと敬意を示すため都心の上空を飛行した。
「東北やコロナ禍で奮闘する人たちを思い、最大限のパフォーマンスを発揮したい。みなさんに笑顔や勇気、感動を届ける」と決意を語った。
引用終わり・・・
まず最初に、空自のアクロバットチーム・ブルーインパルスとは・・・?
航空自衛隊の存在を多くの人々に認知してもらうため、空自の航空祭や国民的な大きな行事などでア
クロバット飛行を行う専門の飛行チームのことを言います。
その愛称名は”ブルーインパルス”と言い、宮城県・松島基地の第4航空団に所属する「第11飛行隊」
のことで、青と白にカラーリングされた6機のT-4練習機で上空でのパフォーマンスや、スモークを使用
して空中に描画などを行ます。
特に1964年に開催された東京五輪・開会式で描いた五輪マークは、今でも語り草となってます。
そして、2020東京大会・・・
新型コロナウイルス感染拡大の影響で2020年の開催予定が1年延期され、2021年に開催予定の
東京五輪でも、ブルーインパルスが登場して再び五輪マークを描くのか、興味のあるところです。
昨年5月に新型コロナウイルスの対応に当たっている医療従事者の方々に感謝の気持ちと敬意を示す
ため東京都心の上空を飛行したように、7月に開催予定の2020大会の開会式でも、昨年と同様に東
京上空を飛行して五輪の輪を描いて東京五輪の開会を祝い、笑顔や勇気、感動を届け欲しいと思い
ますね。