手術前に先生から説明された脂漏性角化症の手術方法は2つ。

①患部を少し深く抉り取り、縫い合わせる方法。再発の可能性が低い。
②患部のみを浅く削り取るように切除する方法。傷跡は擦り傷のようで、すぐに新しい皮膚も張るので縫わなくて良い。綺麗に治るが再発の可能性は少しある。

先生おすすめの②でいくことに。

縫わなくて良いからか、案内された手術室は簡易なタイプだった。手術着に着替える必要もなし。
診察台のようなベッドに横になり、血圧・体温を計って待つ。(普段低血圧な私だが、緊張からか20くらい高かった!)

麻酔シールを外し、消毒などの処置を受けた後、患部だけが露出するようになっているシートをかけられる。もうどうにでもなーれ。

その頃、麻酔シールを貼っていた皮膚の感覚がちゃんと鈍くなっていることに気づいた。
「麻酔シールは皮膚の表面しか効かないから、麻酔液が入る感覚は痛いかも」と聞かされていたが、少しでも軽減されるなら嬉しい。

「麻酔しますね」
…あれ?痛くない。

針が刺さってる気はするけど、全然痛くない。麻酔液を注入するために、かすかに動きを感じたけど、痛いわけではない。
やった!1番怖かったとこクリア‼︎

その後麻酔の効きを確認して、いよいよ患部の切除が始まる。
メスを横にして削り取ってるのかな…的な雰囲気が伝わってくる。それが2回くらい。
その後、機械がピッと鳴ると私の額の上でかすかにジュっと音がする…ということが数回繰り返される。止血かな?
とにかくここまで全く痛くない上に数分しかかかっていない。
絆創膏を貼られて手術は無事終了した。

こうして私は額の脂漏性角化症に別れを告げることができたのだった。めでたしめでたし♫


【おまけ】
ただ失敗だったのは、この日手術をするとは思ってなくて、午後から仕事の打合せと娘の習い事のお迎えがあったことだ。
額の真ん中に四角い絆創膏をして現れた私を見て、仕事先の方は当然「で、額どうしたんですか」と聞くし、たくさんの小学生も真顔で「それどうしたん?」と聞きまくってくる。娘も口を半開きにして私を凝視していた。

手術は日取りも大事!
顔面への麻酔は(多分人によるけど)意外と痛くない。
この辺りが今回学んだ教訓です。
ではまた!