髙田クロエです赤薔薇

はじめてこのブログにいらした方へ…はじめましての方へ



テレビでもよく見かけていた南場智子さん。
(あ、この人も智子さん。私の人生の中でともこ、という名前には縁があり、ありがたい方々。)

タイトルに惹かれて手に取った。

本人をよく存じあげないが、
読み進めるうちに、
気さくで、コミカルで、
まっすぐで、
ズンズンと力強く邁進していく、
等身大の彼女の姿が浮かんできた。

自叙伝的な本は、
こうすれば、社長になれるんだ、
こんな方法でなれたんだ、と、
今の自分、歩んできたレールと、彼女の進んできたレールを比較して、読んでしまうと、
私には到底できない、
私には無理だ、
と色眼鏡をつけたまま、読んでしまうのはもったいないなぁ、と思っている。

等身大の彼女の視座をかりて、
そこにたたずんで、彼女の目線で物事を見てみると、こんなことしてすごいなぁ、という感想をとおりこして、
こんなふうにアイデアやひらめき、工夫をしてみるのかぁ、
といったヒントをもらえる。

そして、
彼女の目線で、
今の自分の世界を見てみようとする視線が、ふともたらされることもある。

不思議だけど、
読み方ひとつで、受け取ることもかわる。

話はされたけれど、
泥臭く、苦労話の自叙伝も多いけれど、
この本は、ケラケラ笑ってしまう場面もあり、そう来たか!と、
意表をつかれる場面もあり、
なのに、
ズシンと、
心にあたたかい希望と夢をくれる一冊。