京都先斗町… 『よし菜』、のち『すしてつ』の巻

京都…　人の心をくすぐる響きがありますよね。
歌にもよく歌われてますなぁ…

♪　京都　大原　三千院　恋に疲れた女がぁ　ひとりぃ～　♪　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　by デュークエイセス『女ひとり』とか…

♪　京都にいるときゃぁ～　シノブと呼ばれたのぉ～　♪　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　by 小林旭『昔の名前で出ています』とか…

♪　なのに　あなたはぁ～　京都に行くのぉ～　♪　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　by　チェリッシュ『なのにあなたは京都に行くの』とか…

♪　おいでよおいでよ　可愛い可愛い　京都の女の子ぉ～　♪　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　by 研ナオコ『京都の女の子』とか…

♪　さがすぅ～　京都の町に～　あの人のぉ～面影ぇ～　♪　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　by 小柳ルミ子『京のにわか雨』とか…

♪　白い京都に　雨が降るぅ～　後ろ姿のあの人はぁ～　♪
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　by 渚ゆうこ『京都の恋』とか…

まだまだありますけど、もうエエ？
エエよねぇ…

で、それほど歌われた京都はやっぱり人を引きつける町なのですね。
ほほほ…
あまりに古すぎて知らない歌しか多い？

研ナオコさんの歌をご存じの方は少ないだろうなぁ、キット…。
ちゅうか、ひょっとするとご存じない方しか多いかもしれませんなぁ。

で、そんな京都です。
またもや夜のお話しなのでございます。

『夜のお話し』とは言いましても、ワタシのコトでございますがな…。
皆様がご期待（？）する艶話ではございません。
ウッシッシぃ～ 、ご期待された方、残念無念ですなぁ…！？

■突然、全く関係ないですが…
今、『ウッシッシ』という笑い言葉を使って、『あっっ、思い出した！』ってコトがありましたので、暫し…
『ウッシッシ』と言えば『大橋巨泉さん』がよく使っていた言葉だったよねぇ。深夜番組『11PM』でよく言ってたっけ…
ああ、懐かしの『11PM』
中学生の頃、ちょっとエッチな場面が多かったのでドキっとしながら見てたような…、ああ、あの頃は純情だった!？
金曜日、オープニングでの懐かしいフレーズは、『野球は巨人、司会は巨泉』と大橋巨泉さんが言えば、
朝丘雪路さんが、自分の姓に引っかけて、『朝、まるで弱い朝丘雪路』だったかなぁ。

そう言えば、巨泉さんって、パイロット万年筆のCMの名台詞もよく思えてるよ。

『みじかびの、きゃぶれちとれば、すぎちょびれ。すぎかきすらの、はっぱふみふみ』

ああ、懐かしい！

わかるかなぁ…
わかんないだろうなぁ…

若い諸君、シランで当たり前でございます。　
こんなの知ってるなんて。　ワタシ、どうせ、年とってますがな… ふんっ！　ほっといておくれやす！？　

で…
話しを戻しましょう。
そうです、京都の夜をうろつくというお話し。
先ず、飲みに行くわけでございますね…

今宵もまたまた『先斗町』に出没…
今宵の飲み屋さんはどこかと言いますと…

ここに行くのは『よしな』さい！
って言う意味ではございません。

先斗町『よし菜』でございます。
だから…
そんなダジャレは『よしな』さい！

で、ここは古い『お茶屋さん』の雰囲気をそのまま残し、ちょっと改装したお店です。

ねっ！
そんな感じでしょ！
ワタシは写真の右に写っている障子のあるお部屋を予約していたのでございます。

お部屋はモチ、個室。
ガラス障子を通して、鴨川の流れが望める落ち着いた和室があるのです。

今宵はここでしっぽりと…　ほほほ…

なぁんていうことではござらぬ！！！！

お食事ですがな！
お酒ですがな！　

残念ながら舞妓ハンに来ては頂く予定などないのでございます…
ああ、残念…ですけど…

さて…

　　
先付けは『京豆腐のウニ添え』です。トロッとお口で解けます。　サラダは『ジャコと水菜とお豆腐』
　
お造りは、『ぐじ』。これがまた旨い。そして『あんきも』ですねぇ…　

もうこうなると『熱燗』しかないでしょ！

これが始まると…
カッパえびせん…　♪　やめられない　とまらないぃ～　♪

と言うわけで、ドンドン日本酒がススム君、ススム君！

　
ごま豆腐の『揚げ出し豆腐』これがねっちりしていて良い食感、そしてここらでおばんざいの定番『白菜と牛肉のたいたん』。煮物を京都では『たいたん』といいますね。タイタンと言ってもマツダのトラックちゃいますよ。（これをわかった人は車に詳しい！）。要するに『炊いたもの』ですね。

　
白子の天麩羅、中はトロッとしていてモチ、美味い！　京都やモン、やっぱり『ぐじの塩焼き』です。

熱燗もドンドンススム君で、これ以降は『写真なんか撮ってる場合じゃあれへンどぉ～』という訳で…
デジカメはもう置いて、美味しい料理と、楽しいお話し、そしてまた日本酒…と自堕落的欲望充足態度に終始するわけですなぁ、これがまた…。

エエモン…
だって、お仕事も終わったことだし、こういう楽しみもないとねぇ…。

カクして、先斗町の夜はフケていく、
カクして、ワタシの年齢もフケていく！？
…のでありました。

■先斗町『よし菜』

京都市中京区先斗町通三条下ル TEL 075-213-4471

　　ここは一見高そうですが、ワタシみたいな庶民に優しい価格設定、リーズナブルなお店でよ！
　　個室は１階だけで、お二階には普通の席があります。ただ、夏に床がでたら１階の個室はなくなる！

先斗町、歌舞練場の前で同行諸氏のお二人を見送り、帰路に…
『おっつかれっさぁ～ん、また明日だよぉ～』

と手を振り、帰ろうとして振り返ったときに目に飛び込んだのが…

『おお、寿司屋かぁ～』

ワタシ、悪癖がございまして、チョイとお酒を頂いたあとには『寿司屋』という看板がすごく気になるヤツなのでございます。

いえねぇ、普段は独りで飲食店に入るのがもっとも苦手なワタシなのですが、お酒を飲んだあとの『寿司屋』だけは…、論外、別世界、治外法権、常套手段外、非日常なのでございます。

ああ、悪癖…
ふらり、ふらり…

そう言えば、こんな店があったよなぁ。
入ったこと無いけど、寿司食いたいし、入っちゃえ…

もう、そう思うといてもたっても居られずに、フラフラと暖簾をくぐるワタシなのでございます。

ああ、酔っぱらい哀歌…
ああ、ぐうたら人間…

入ったお店は、

　

なぁんとぉ～、看板には驚愕の文字が！

『全品一個 １００円にぎり鮨』

なになに？
なぁんとぉ～！

で、その上、『江戸前鮨』だっってぇ～！
よしっ！
オレも男や、ソコまで書かれたら行ってやろうじゃねぇのぉ…　と粋がるほどでもないのですが、酔っぱらいのワタクシメはツイフラフラと取材に（と言うことにしておこ！？）入ったのでございました。

ほぉ～、なぁる程…
寿司職人さんが３人いらっしゃいます。
モチロン、お寿司は廻ってはおりません。
職人さんがひとつひとつ丁寧に握ってくれる江戸前鮨なのでございますぞ！

ほぉ～、確かに『一個どれでも　１００円』と書いてますなぁ。

では、どれどれとご注文…
ははは…
もちろん、熱燗の大もオーダーするのでございます！

　

やって来ました！
こはだと玉子…
これを食わなきゃね、味がワカランどぉ～。
んっ、この『こはだ』いけますヤンか！
関西で『こはだ』はあまり美味くないのです。塩が濃すぎたり、しめすぎているのが多いのですが、ここのは違いますぞ！　１０５円（消費税込み）でこれはエエどぉ～。

赤貝、カンパチ、中トロ　etc…
ああ、安いと思うと…
ああ、ドンドン注文するワタシ…
ああ、さっきまで『よし菜』で飲んで食べてたのに…
ああ、寿司は別腹？

いけますヤンかぁ！　これで１カン　105円はお値打ちやねぇ。

と言うわけで、すっかりご機嫌になったワタシなのでした。
結構食べたにもかかわらず、お会計も楽々…。
ここは要チェックですな。　お昼もやってるそうです。

　　　 『すしてつ　先斗町店』
　　　　　　　　　　　　 京都市中京区先斗町三条下ル ウィステリアコート先斗町1F
　　　　　　　　　　　　　TEL 075-257-1285 年中無休だそうな…

ああ、満足の『京都の夜』でございました。

えっ、京都の夜の探索はこれで終わりかって…
当たり前ジャン！

素行良いワタシですもん。
素行がよい、そこがよいのでございますぞ！

では、GOOD NIGHT でございます！

(補記)
全く関係ないけれど、京都と言えば…

昨夜TVの『土曜サスペンス』を見ていてヘンに思ったこと…
これだけじゃないけれど、『おみやさん』もそうだし、他のサスペンスもそうだけど、主人公及びその家族が『京都人』なのに、言葉が『標準語やし…。
で、出演している主だった人も全部標準語で、あまり出番のない人だけが『京言葉』って何だか違和感があるなぁ…
そりゃ、全国ネットだから標準語の方がわかりやすいけど、京都に住んでいる京都人という設定なのに、家庭でのやりとりが標準語やなんて…　
信じられへん…　
家族団らんの時でも普通に家族の間で標準語つこうてるし…　
おっかしいと思うけど！？

ははは…
そういう野暮なこと言うなって！？
そやねぇ…
『あんさん…、あのお方、ころさはったん？　あかんし…』なぁんて迫力ゼロやモンなぁ…

まっ、しゃ～ないかぁ、全国ネットのテレビドラマやもんなぁ…

というやぶにらみ的感覚でサスペンスを見ていたワタシでした！？　　
関係ない話しで恐縮！

ではまた！