うちの長女が高校2年になり、国立理系クラスを選択しました。
1年前、長女は高校受験で第一志望の高校に入ることができませんでした。
それはそれは大きなショックを受けたようです。
高校生になってから予備校に行くかどうかは、特に親としては何も方針は無かったのですが、
珍しく自分から「予備校に行きたい」と言いだしました。
第一志望の高校に入っていたら、予備校に行きたいとは言わなかったと思います。
大学受験では後悔したくないんでしょうね。
(と言っても、毎日勉強がんばってるわけではないです。家では試験前しか勉強している姿は見たことが無いです。)
それにしても理系とは。
中3の春休みから受験のために塾に通い始めたのですが
その時点では数学の成績がいちばん悪かったんです。
受験直前に娘が白状したのですが、
塾に入る前は、関数の「傾き」の求め方がわからなかったので
「問題のグラフのマス目を数えて答えを出してた」んですって。
えっ計算じゃないの?マス目を数えてたの?
これで3年間の定期テストを乗り切っていたとういうから驚きです。
そんな人が理系を目指すとは。
ただ、中3のときに塾で教えてもらって一番成績が伸びたのが数学です。
そこで「やればできる」「数学は楽しい」という感情が生まれたんでしょうね。
進路に関する私の意見ですが
高校から先は好きにしたらいい、と思ってます。
大学に行くも行かないも、学部学科もご自由に決めてもらいたい。
私が学生の頃は完全に受験戦争時代でした。
試験の結果さえ良ければ人生がなんとかなるんですよね。
今の学生さんより気楽だったと思います。
今の子どもたちは、「どうしたら将来幸せになれるか」を本気で考えないといけないですよね。
私が受けた自己理解のコーチング理論を作った方の言葉で
昔は「好きなことで生きていけるほど人生は甘くない」と言われていた。
これからは「嫌いなことで生きていけるほど人生は甘くない」
というものがあり、おもしろいなと思いました。
自分が本当に好きで得意なことだからこそ、
勝手に学んでどんどん成長して
世間からお金をいただけるようなサービスを提供できるんですね。
わが子には、
就職に有利だとか
将来のためになるとか
そんなつまらない理由で、学部学科や学校を決めないでほしいです。
自分にとって、おもしろくてたまらないことを
自信をもって突き詰めてほしいと思っています。


