こんにちは。枡田まりこです。
子どもを持つ私。
子育てをするときに気をつけていたことがあります。
それは
子どもが「帰りたくないな・・・」と思うような家には絶対にしない
ということです。
私が子供の頃、父の機嫌が悪くて険悪な雰囲気になることがたびたびありました。
子どもの私にはどうすることもできません。そういう日に家族でとる食事の時間は地獄でした。
翌朝学校へ行きますが、夕方になると
「帰ったら父の機嫌は直っているかな」
「帰りたくないな」
と、恐る恐る帰宅したことを覚えています。
就職して一人暮らししたときに、実は一番うれしかったのは
険悪な家に帰らなくてもいいという安心感でした。
家の中が険悪なとき、子どもには逃げ道がありません。
夫婦喧嘩でむしゃくしゃしたときに、大人はクールダウンのために外に出ることができます。
お互いの顔を見たくなければ、ホテルに泊まることもできます。
しかし子どもはそれができません。
家の居心地がどんなに悪くても、勝手に外に逃げられません。補導されて怒られるかもしれない。
子どもは社会的にも経済的にも弱者です。
親が子どもを叱るときに、子どもを家から追い出すということもしたくありません。
「家=いつ追い出されるかわからない、安心できない場所」という意識が子どもの心に深く根付いてしまいます。
子どもと顔を合わせたくないなら、親のほうが家を出てクールダウンの時間を作ったほうがいいと思います。
私が目指すお部屋づくりは、
素敵なインテリアをご提案するのはもちろん、
そこに住むご家族全員が安心して暮らせる場所をご提供することです。
そのためにインテリアの知識や、住まいに関わる心理学なども学んでいます。
住まいやご家族のことでお悩みの方のお役に立てるように、がんばります。
そしてあの日の小さな私に「もう大丈夫だよ」と言ってあげられるようになりたいです。
今日はあまり明るくないお話になってしまいました。すみません。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
