ここのところポンドの下げが目立ってきた。 1.61を割れた後はすんなり大台割れでユーロポンドからの影響も大きい。 先月から欧州通貨以外の動きが緩慢で、ユーロが中心の相場となっていることから、ユーロポンドにも投機的な動きが見られる。 日米間の金利連動もあってドル円の動きが制限されており、ドル円がクロスになってクロス円の動きを止めている、いわゆるレンジ相場が長い。 英国の経済指標がことごこく悪く、欧州や米国と比較すると若干経済活動の出遅れ感が台頭しており、中銀側もここにきてなかなか金融緩和体制を止める事に躊躇しているようだ。 やはり米国と足並みを揃える節がある英国の政治家が多いのか、インフレ気味の物価推移に対しFRBがQ3を止めても雇用に対する不安が残っていることで緩和的な見方が長く続きそうだということから、ドル売り、ポンド売りと協調しているのも背後にありそう。 それと比べてECBは、ギリシャやイタリアの財政問題が残っているにも関わらずインフレに対して意識が強いことがユーロ上昇の背景となっているのは間違いない。 ユーロ円が輸出と個人の売りに阻まれるレベルにくると、ドル円は下落するがドル円ストレートではあまり売買妙味はなさそう。 但し、これだけ変動率が下がるとオプションやスポットのロングカットレートが上昇してきていると予想され、80円割れから下落があると77円くらいはすんなりと達成の可能性が徐々に大きくなってゆく。 変動率の上昇は日柄から、そろそろ来月くらいにはブレークしそうな動きがありそうなので、単純な底値でのロングにはそろそろ注意が必要となってくるだろう。
