今年に入ってからユーロとドルが為替相場の動きの主役を交互に演じていてなかなか円には投機というか、流れが向いてこない状況が続いている。 期末は近づいてはいるが円は相対的にもみ合いより円安へじり安方向となっているために売り圧力があまり感じない相場付きとなっている。 日中は売り買い交錯でもみあっていても海外では対ドルの動きに連れるクロス円が目立っており、海外では比較的薄い相場でも個人投資家の売り買いで高安を抑えられる感じが見て取れる。 個人投資家は比較的レンジ相場に強いことからうまく波に乗っているようで、すいすいと利益を増やしている投資家も多いように感じている。 日本人投資家が金融緩和マネーを吸い取るような動きは非常に喜ばしい、というかどうせなら全部吸い取って消費に回してもらいデフレ脱却と行きたい、とは夢のような話のようだろうが、少なくとも政府の景気対策より効率良いのではと思ってしまう。 昨日はOPECの増産決議が効き久しぶりにドル買いとなっていて、ユーロドルは下がるともみあうと思っていた1.38台まで下がっている。 対してドル円は83円直前まで達っし、先週金曜日の米国雇用統計直後の高値にじりじりと迫っている。 ここを抜けると83.50付近の抵抗を目指すこととなりそう。 ポジションサイドから見てみると、原油買い持ちが以上に多く、ドル売りも拡大していることから、欧州圏でのソブリンリスクが登場すれば更なるポジションの巻き戻しを考慮に入れる必要が出てくる。 しかし今はリビアからサウジへの飛び火の方が懸念としては大きく、ポジション調整があったとしても背景が変わらなければドル安へ引き戻される可能性は大きい。 中東リスクからのドル安はやはりドルスイスの動きで捉えるのが早い、0.98台に乗せれば懸念は遠のくが、今月中で言えばRSIが70を越えずに0.95に乗せると市場は風向きの変化を感じやすくなると思っているから指標にして頂きたい。
