通貨安に習ってではないだろうが、大手格付け会社の欧州諸国に対しての格下げ競争が激化している様子。 金曜日もムーディーズがアイルランドの格付けを5段階引き下げた。 しかし相場は直後ユーロ買いとなり、織込み済み見るむきもあったが、その後更なる格下げの可能性やスペインへの各付け可能性への言及でポジション整理後ユーロ売りに火が付いた。 米国の住宅関連指数ではまちまちの結果であったために流れは変わらず全体で見るとドル買い、ユーロ売りで推移した。 それ以外にも先週のトルコの利下げ前から、市場金利に連動するかのように通貨も軟調推移となっている。 トルコはIMFの予想では今年7%強のGDPの伸びとなっているが、来年以降はそこまでの上昇は見られないとしていて、世界的な過剰流動性の影響で過度な資本流入を防ぐ意味でも予防的な利下げでもあったようだ。 物価指数も軒並み上昇基調で、経済基調は好調を維持していきそうである。 この国はギリシャやポルトガル、スペインなどと比較して、ユーロ通貨圏には属しておらず自国通貨で経済をコントロール出来た事が安定した経済運営に繋がっているのではないだろうか。 逆に物価指数から見るとインフレの懸念も出てきているために、継続的な利下げよりもそのリスクが垣間見えると直ちに利上げと戻る可能性も否定は出来ないだろう。 この国は失業率が比較的高く、ここ数年10%以上を維持しており懸念の一つだが、人口増加率が非常に高く将来潜在需要は高まっていくことが期待されている。 直近のトルコ円は最安値を割り込んで54円台での推移となっていて、RSI指数は30を割り込む流れであり、テクニカルから50円付近までの可能性は否定できないが、一旦底値探りの段階だと考えており年が明ければ下値は徐々に堅くなって行くのではないだろうかと考えている。