ドル安に振れている流れを受けて、ポンドに買いが大きく入っており豪ドルと共に上昇している。 オーストラリア中銀は、今朝会合で金利を4.5%で据え置きすると決定した後、声明をしている。 インフレが中銀のターゲットに近付いている事や世界経済の見通しが不確実であるとされていることで、今後の利上げ観測は打ち消され様子見の動きが強まっているようだ。 声明を受けて、短期の利食いが入り豪ドル、豪円共に軟調推移となっている。 豪円は、レジスタンスであった79.50を抜けず78円台へ戻っている事で仕切り直しとなり、調整の雰囲気も出てきた。 

欧州と米国より回復、成長が加速すると見られた英国ポンドが大きく買われており、ポンドドルは今年2月以来の高値となっている。 ポンドオージーという英国とオーストラリアの通貨ペアーが最近乱高下しているのを見ると、金融政策などに絡んで投機的な資金が出入りしている可能性もある。 このペアーは、先月27日から29日の2日間で約2%下げ、今月約2%も上げていて、特にアジア市場から欧州市場の早い時間までに動きが加速しており、その可能性もある。 ただそうであれば、剥げ落ちるのも早いかもしれない。 ポンドドルは1.6までの可能性は無きにしもあらずだが、経済指標がそんなに良いわけでもなく大きく上昇しているのは雇用統計に向けてのドル安ポジションを作っているのだろうか、それとも数日で消えてしまうのであろうか。 豪ドルならまだ理解できるが、そんなに長期での投資資金が入っているとは思えない、ただテクニカルを覆し行くところまで行くのがポンドの性格でもあるため上値を当てるのは難しいし、夏休みで参加者が限られている薄い相場ではリスクの大きい通貨であろう。

 

対してユーロは、対ドル以外では弱いままだが対ドルでは上昇基調を確かなものにしているようだ。 1.31台にある抵抗線を次々と破って上昇していることで底値不安は随分緩和された。 次のターゲットは1.3320辺りであり、ここを破ると1.35台のレジスタンスまで大きい抵抗レベルまで結構離れているのは、基調を強めるには良いタイミングである。 しかし、背景としてはドル安からのユーロドル上昇であるため、米国雇用統計次第ではある程度の戻しの可能性も予想しなければならないだろう。 短期では波乱の動きがあるかもしれない。 

ドル円は、輸出企業が設定レートを引き下げておりシャープなどは88円と80円台まで

下げてきていることで、夏休み前の売りがある程度上値を抑えて行きそうで、87円は非常に重い展開が続くだろう。 ユーロ円はレンジながらも堅調だが、これも設定レートが低く110円台も多いことで上値は重いままで、ユーロドルが買われるとドル円の下げに繋がりやすく、雇用統計に向かってはドル円の下押し原因ともなりかねないから気をつけよう。