ストレステスト結果発表で大きなイベント通過となり、時期的にも夏本番を迎えるタイミングだとヘッジファンドなどの大口トレーダーが休暇に入ってくることもあり、取引を控えているために方向感が出にくくなっているようだ。 またそういう環境下では相場が薄くなっているために個人投資家の動向が与える影響もある程度はあるようだ。 そういう中で世界的な株価堅調推移からクロス円が買われやすくなっているのは、どちらかというと買い持ちから入る個人投資家にとっては売買しやすい相場である。 値幅もあまり大きくなく、押し目があるとしても半分もない状況では一日で100ポイントほどの益を得られやすい。 クロス円相場の目安となるのはやはり米国ダウ平均であり、昨日は5日振りに前日比マイナスで終わったために、本日のクロス円は日本市場では輸出企業の円買い次第であろうか。 欧州市場に入ると、ストレステスト後の欧州の経済指標があり、昨日久しぶりに反落した株式市場やクロス円堅調推移のサポート理由としてなり得るのか注目に値するだろう。 

 米国ダウは、企業業績の明るさがサマーラリーとなって株価を引き上げているが、何せ出来高が少ないままの上昇であるために、一旦下落基調となれば大きく下げる可能性もあるために注意が必要だ。 中国は、不動産価格を冷やす目的なのか連日のように景気が減速するとのコメントを出している。 これは裏では米国や欧州との協調があり、新興国におんぶされている現在の世界経済へのサポート役として慎重を期すのと共に、自国経済回復基調を確認するまでの時間稼ぎに動かされているようにも思える。 インドも同様に利上げで景気過熱を冷やしていることでもわかるように、現在は完全に景気マインドの面では新興国に頼っている状態の世界であるが、うまく時間稼ぎをしているところでのクロス円堅調推移も一面から言えるので、ゆるやかではあるが緊張感のあるクロス円上昇基調とも感じられる。