円売り気味に推移していた相場も、ドル円90円半ばから後半にかけての本邦輸出勢の売りに押されて失速しており、利食いも伴ってやや値を下げている。 ドル円は上値抵抗線となる200日移動平均線が現在92円付近にあり、上昇への材料出尽くし感が台頭している中で人民元切り上げ観測からの円買いが出ているようである。 直近下値には、21日移動平均線である89.90付近にサポート、その下は、米国雇用統計発表後上昇前水準であった、89.40がサポートしそうだが、そのレベルを下に抜けると円安期待もしぼんでくるのでないか。  ユーロ円の動きも輸出の売りが寄与して下げていると思われ、日本市場ではドル円と似た動きとなりやすい。 欧州から米国市場が中心となる時間帯では、クロス円の動きもまちまちとなるが、敢えて相関付けるとすれば、同じく雇用統計前のもみあい水準である122.00-25レベルに一つのサポートがあって、買い注文も出やすいところであろうから、ここを下回り、121.70を大きく下抜けると円高基調の雰囲気が強くなってくるのではないか。 その時に豪円が(今日時点で80.80)200日移動平均線を下回るかどうかは、クロス円全般に円高継続への動きが顕著になり下攻めの動きも出てくるであろうから注意が必要だ。