先週後半、欧州通貨やクロス円が堅調に推移している時に、ドイツ政府高官からのギリシャ支援決定の噂を打ち消す発言があったことで、ユーロが急落し一時は1.38台から1.37割れまでの下げとなった。 しかしその後は、今日の欧州委員会への期待で買い戻された。 今朝方オーストラリアでは雇用統計が発表され、就業者数は前月比5万2700人の増加で過去3年ほどでは最大の増加となり、失業率も予想の5.6%から5.3%の結果となったことから、来月2日での利上げ観測が強まってきた。 やはりオセアニア内の経済は他の先進国と比較すると幾分安定から上昇に向かう動きが顕著となっている。 これは商品相場の上昇が経済好転へと寄与しているのが大きい。 豪円は抵抗ラインである80.50を抜ければ81円前半までの上昇が期待できる。 しかし、中国の預金準備率上げやドバイの信用不安の再燃からクロス円の上値も今のところ限られているために、好調な経済ファンダメンタルを背景にオーストラリアドル単独での上昇が対円上昇へも必要であろう。 また日本は、GDPの好結果にも関わらずデフレの度合いが世界に比べて極端に悪化しているのが最近になってとりだたされており、先進諸国からはこの問題早期解決への不満が出てくる可能性もあり、ここから金利低目誘導、若干でも円高是正へと動いてくることも考えておきたい。 今日は、米国がプレジデンツデイでの休日となるために欧州市場に入ってからも比較的静かな取引が予想されるが、ドバイ不安とギリシャへの動きは薄い市場を動かす大きな要因であるために、これらには注意する必要があるだろう。