米国金融機関の倒産数が100を超え、米商業用不動産向け金融大手、キャップマーク・フィナンシャル・グループが倒産したばかりで金融機関への懸念が広がっているところに初回住宅購入者向け税控除措置の打ち切りをめぐる懸念まで台頭し、ダウ平均の下落に繋がった。 株価下落がドル売り持ちの解消を促す結果となり、ユーロ円の買い持ちも相まってユーロドルは大幅下落となった。 ユーロドルは直近の抵抗線が1.4835辺りにあり、ここを下に抜けると1.4730が次のターゲットとなってくる。 これに対してドル円は92.30より上はもみあいやすいレベルであり93円までは売り注文が多いゾーンだと想定される。 原油や金などの鉱物商品相場も買い持ちのポジションが積みあがっていただけに、ある程度の売りは予想されていたからドル上昇をきっかけに手仕舞いの動きが加速されたようだ。 こういうドルの買い戻しという為替でもマクロ的な動きは、きっかけとなる動きを掴むところが重要となる、今回はポンドの急落から始まったのであろう。 複線としては、ユーロドルが1.45を越えた辺りからのユーロ圏各国の首脳が通貨高を牽制始めた事も背景にある。 まだドル買いと入っても序の口だが、これがオセアニア通貨に波及するかが次の焦点となるだろう。 そうなってくるとドル売りポジションの多さから、一度テクニカルからのドル買戻しの可能性も高まってくる。 それを後押しするとすれば、株価や商品相場の軟調推移が条件となってくるであろう。 久しぶりに米国市場での動きが荒かったために、本日もケースシラー住宅価格や消費者信頼感指数、製造業指数などの指標がきっかけで動きが出てきやすい地合となってくるだろう。