ブラジル風フェジョアーダ | penのフランス語日記

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「虎と小鳥のフランス日記」でフランス語を学習中のpenの日記。独学です。トリュフォーの映画を字幕なしで楽しむのが目標。フランス語とフランス全般の情報を楽しくご紹介。初心者むけの文法、語彙、ディクテなどの学習法、フランス映画、フレンチポップスの話題もあり。

こんにちは。penです。水曜日は「今週の物」。きょうはサンバの聞ける店で出てきたブラジルの国民食(le plat national brésilien)、フェジョアーダ(la feijoada)をとりあげます。

フェジョアーダ


フェジョアーダは豆と肉を煮込む料理でポルトガルとその旧植民地で食されているそうです。シチューやカレーみたいなものですね。

煮込み料理は、材料の許容範囲が広いため、とりあえずそのへんにあるもの、手に入りやすいものを鍋に入れればできます。国によっていろんなバリエーションがあります。


YouTubeでブラジル風フェジョアーダの動画を見つけました。この動画は料理をしているのではなく、レシピを読み上げているという珍しいものです。

まあ、煮込み料理を作っている動画として、ぐつぐつしている鍋を見せてもおもしろいものはできません。


3分42秒とやや長いのですが、フランス語を学んでいる方には、数字の聞き取りの練習にもなるので見ていただけたらと思います。

動画の中ではポルトガル風とありますが、コメント欄で、ポルトガルでは干し肉と黒豆は使わないと書いている方がいるので、ブラジル風だと思われます。

「虎と小鳥のフランス日記」の動画に出てきたものも、本場の味に近いものなのか、フランス風にアレンジしたものかわからないです。店によって違うでしょう。


Feijoada à la Brésilienne





ではレシピに出てきた材料だけ見ていきます。

haricots noir ブラックビーンズ(白いんげん豆の黒いやつ。日本の黒豆は大豆の仲間だから違う。しかし、自分で作る時はどんな豆を入れてもよいでしょう)

aloyau 腰肉(腰の肉はわりあい上等)

jumeau すね肉

poitrine de lard (1/2 sel) 豚のばら肉(牛なら胸肉)。1/2 sel は肉の重量の半分の量の塩をかけておくのだと思います。

palette de porc 肩甲骨付きの豚肉

queue, langue, oreille しっぽ、舌、耳 

saucisse de Morteau/chorizo ソーセージ Morteauはフランスの地名、chorizoはソーセージの種類かブランドだと思います。スモークしたソーセージ

saucisson cuit サラミソーセージ

viande séchée 干した肉

4 gousses d’ail  にんにく4片

oignon 玉ねぎ

laurier ローリエ、ベイリーフ(月桂樹)

cuil. (=cuillerée) à soupe 大さじ

sel 塩

poivre こしょう



le veille 前の日

le lendemain 翌日(次の日)



このレシピでは、いろんな肉がはいっています。12人分ですし、人の集まり用のレシピかもしれません。



こちらは日本の方のビデオです。材料の説明も少しされています。


朝からブラジル料理 フェジョンヾ(゚∀゚) フェイジョアーダ 約2分



いやあ、日本語、さすがにわかりやすいです。



この動画では、フェジョアーダはブラジルの国民食で、日本のお味噌汁みたいなものと言われてます。

私的イメージでは、アメリカの国民食はマックのハンバーガー+フレンチフライ+ポップと呼ばれるコークや、炭酸飲料であり、イタリアのそれはピザです。

でも日本の国民食って何でしょうか?私もお味噌汁かなと思いましたが、バラエティに富んだ食文化を持つ国なので、人によって意見が別れるかもしれません。

外国の方に、日本の国民食を聞かれたら、あなたはなんと答えますか?


☆なお、フェジョアーダについては、「虎と小鳥のフランス日記」の受講生仲間のRicottaさまが、レシピ(仏文とその和訳)を第54話 パリの日曜日のサンバ|Ça va aller.

樋沼達雄さまが、お料理の歴史を虎と小鳥のフランス日記 第54話 パリの日曜日のサンバ を見て | http://toratokori2.jugem.jp/ 記事の下のほうで書かれています。

penのブログは、初心者むけすぎて、退屈だし、と思う方には、このお二人のブログを強くおすすめします。


では、また。À bientôt!