巷の噂ではポスター発表されるの遅くない?と言われていた次回雪組大劇場公演。

満を持しての登場だけあってイケてる!

これは観たくなるビジュアルですね。


https://www.instagram.com/p/CxKAcV2PAhr/?igshid=MzRlODBiNWFlZA== 


あーさーロック・ホームズのひょっこり具合が堪りません。
さらに、あらすじから察するに自身の創作物にも関わらず彼に悩まされる、アー咲・コナン・ドイルの姿ったらないですね。
著作に閉じ込めようとするなーっ!(好き)
意に介さないあーさーロック・ホームズから漂う人ならざるものの雰囲気といい面白すぎます。

これまで関連書籍を読んで作者がこんな人なんだ〜というのは知っていましたが、配偶者のエピソードを全く知らないのでもってぃの活躍にも期待。
チラシの裏のスンとお茶してる姿も美しいですね。

それにしても、あーささん着用のお衣装ったらお金掛かってませんか。
文章がプリントされた生地はわざわざ作ったのでしょうか?こだわりが凄すぎます。
さらにまかさんがシャーロック・ホームズを演じた時には被らなかったディアストーカーハットを被っているのも気になります。
なんたって作者は『The Game Is Afoot!』と同じシャーロキアンでもある生田大和氏、原作に登場しないアイテムなことは重々承知なはず。
つまりアー咲・コナン・ドイルはその点に関してツッコミを入れる可能性が大、要はあえてなのでは?
そして持っているキャラバッシュパイプ!
色といい、大きなU字の湾曲っぷりといい、まかさんが使用していたのと同じとしか思えません。
確か生田さんが用意されたそうなので、わざわざ再び持ってきたのでしょうか。
ちなみにシャーロック・ホームズが生きた時代にはキャラバッシュパイプはないので、当然原作にも登場しません。
ただパイプに関しては小道具として使われることが多いのはキャラバッシュというのを踏まえていたんだろうなぁと思っていました。
でも、そこも原作者ならツッコミ入れそうなんですよね。
最早、衣装や小道具から漂う波乱の予感…。

さて、他にも気になることはいっぱいあります。
あーさーロック・ホームズは何か言っているのですが、それが『踊る人形』に登場する暗号なんです。
やはりキャラクターなので人間とまともに会話をするつもりはないんでしょうか。

さぁて暗号を解かねば!と気合いを入れる間もなく、有識者の方々がとっくに解答済でした。

 

「HELLO」だそうです。
…いや余計に怖いわ、挨拶すら暗号だなんて。
『ボイルド・ドイル・オンザ・トイル・トレイル』この世には存在し得ないキャラクターと作者が死闘を繰り広げる物語なのでしょうか。

…ってかタイトル長っ!
分かっていたけれど、改めて入力すると長さを実感してしまいます。
頭文字を取っても『BDOTT』と長い。
今後雪組ファンの方がどう略すのかも注目ですね。

それにしてもビジュアルがあまりに良いので、まだ公演自体は何も始まっていないのに有識者の方々による考察は開始してしまってるのも楽しすぎます。

 

あーさーロック・ホームズが飛び出してきているのは、『シャーロック・ホームズの回想』初版本とのこと。
そして、その短編集にこそ収録されているのが『最後の事件』という物語なのです。
どのような物語なのかは、ある意味宙組公演『The Game Is Afoot!』で描かれていました、横穴に入って無事だったと。(違うやろ)
『最後の事件』の顛末はともかくとして、その本に閉じ込めようと必死なアー咲・コナン・ドイル、絶対に勝つ!という強い意志が感じられます。

ただ、こういった考察もあります。

つまり表紙こそ作者が望んだ形なのですが、あーさーロック・ホームズの周りを彩る文章は『シャーロック・ホームズの回想』とは違う長編『緋色の研究』だというのです。
これもメッチャ怖いなと思いました。
だって『緋色の研究』を開けばジョン・ワトソンとシャーロック・ホームズは出会い、そして2人の冒険譚は始まってしまうのです。
例え作者が何度本を閉じようと、読者がまた開けばそこには新たなあーさーロック・ホームズが現れる。
果たしてこれはアー咲・コナン・ドイルの望んだ勝利なのでしょうか、そんな展開が待っているような気配があります。

あーさ演ずる役名は「シャーロック・ホームズ000」これがナンバリングに思えてなりません。
シャーロック・ホームズ000を倒せばシャーロック・ホームズ001が現れ、彼を倒せば002が、さらに003がと戦いは続くのではないでしょうか。
そしてたちの悪いことにシャーロック・ホームズはキャラクターなので、ある意味「死」という概念がありません。
さらにまたアーサー・コナン・ドイルもシャーロック・ホームズシリーズにより、その名は永久に語られる存在となります。

果たしてこの物語はどのような決着を見せるのでしょうか。
絶対に劇場に行かなくては!とワクワクが止まりません。

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