~これまでのあらすじ~
中耳炎を患い、余命1週間といわれた
ペットのうさぴ
奇跡的に回復し・・・
元気な毎日を送れるようになったのである・・・
~第5章~
テ ロ
相棒のピョンタ(仮名)が、東京に旅立っていった。
無事にたどり着き・・・
バス電車と乗り継ぎ、姉の家に到着。
そして、あつい歓迎を受けたピョンタであった
その頃うさぴは・・・
僕の家の近くに住む兄貴夫婦の家に預けていた
そして3日後に帰ってきて迎えに行きました。
飛びつくように僕にしがみ付いて来た・・・
『なんだよかわいいとこあるじゃないか』
すごくかわいかった
そして1年後テロが実行される・・・・
1年後は、大人の体になっていたうさぴ
そんなうさぴのひそかな計画が実行される・・・
秋も深まり・・夜が寒くなり始めた頃の出来事
僕は仕事を終え、夜10時過ぎに帰宅した
『ただいまー』
玄関を開けたら、廊下の電気がキッチンに差し込んだ
その瞬間なにか部屋の異変に気が付いた
うさぴがいない
外に出て行かないように玄関を閉めた
そしてキッチンの電気を点けた・・・
光の先に見えた光景に唖然とした・・・
その光景とは、部屋中一面に広がる・・・
チョコボール・・・うさぎの糞だった
部屋の電気を点けると・・・足の踏み場もない状態
テロだ
足元には地雷がたくさん
犯人の姿が見えない・・・
まず、ベットの下を見たが・・・犯人は居なかった・・・
優しい声で呼んでみた・・・
『うーさーぴー』
すると・・ゴソゴソ いたー
なんとテレビ台の下に隠れていた・・・
ようやく捕まえた
お説教をしたあと・・・
牢獄に入れ・・・フタをかぶせた
その後は、部屋の掃除に1時間ほど掛かった。
疲れたが・・・反省している犯人を見ると・・・
うさぴはしょんぼりしていたので
自分のご飯の準備の前に、うさぴにご飯をあげた
しかし、うさぴは食べなかった・・・
『反省したんだったら、もういいから食べなさい』
と声をかけたら恐る恐る食べ始めた
僕は部屋中を散らかされたことで、腹はたったが・・・
ある意味うれしかった
そう完全に病気を克服したうさぴに・・・・
そして月日は流れ・・・
運命の時が来る・・・
それは・・・
2007年10月の出来事だった・・・