ドライバーを抱える運送業者と荷主の考えがぴったりと重なれば良いのですが、重ならないのが、ドライバーに求める現場力です。
往々にしてドライバーを抱える運送業者は、事故撲滅が基本か儲けが基本かです。
荷主は効率性と安全性を重視します。
安全性と言ってもドライバーのではありません。製品そのものか事業所内あるいは客先内での安全性です。
過去にこんなことがありました。
荷主の客先の大きな工場内でドライバーが荷台から飛び降りる際に足首を捻って骨折してしまいました。
ドライバーはとりあえず、次の納品先への到着が遅れることを荷主に連絡したところ、「とにかくその工場から出てきてから病院に行ってくれ」という指示でした。
それは、客先内で労災事故を起こした事実に隠蔽の為です。もう15年以上前の出来事ですので時効だと思います。
病院では、コンビニで駐車する際に運転席から飛び降りる際に捻ったことにしたそうです。
労災事故は変えられません。
このドライバーは荷主からとてもとても感謝されました。
それは、馬鹿正直に客先内で治療を受けようものなら下手をすると取引停止に繋がりかねないからです。
荷主は理不尽なものです。積込みする際など安全重視と言いながら、慎重にやっているとクレームが入ります。効率的でないからです。
ここでまとめますと
荷主が求める3つの現場力とは、
①荷主の要求どおりに荷を扱う力
→我流は好まれない。荷主の主張を受け入れる柔軟性
②準備(段取り)と念入りの荷締めは積み下ろしヤード以外で行う効率重視の現場力
→積んだらさっさと出て行けという事
③咄嗟の判断力。基準は客先に迷惑を掛けない選択ができること
→言葉で、ドライバーさんの安全が一番と言ってくれても甘んじず判断すべし
賛否両論あるとは思いますが、最終工程である納品という事がとても軽視されている所以とも言えます。
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