ドライバーのココロを磨く早朝活動 | JTDO酒井誠

JTDO酒井誠

プロドライバーを育てる3つのルール【5刷】と
プロドライバーの教科書【3刷】の著者(共に同文舘出版)一般社団法人 日本トラックドライバー育成機構 [JTDO]代表理事

私が現在の会社に入社したのが平成3年です。6名のドライバーで構成された小さな運送会社でした。良いドライバーもいましたが全般的にはとても荒廃した会社でした。
休憩時間は隣のパチンコ屋に行ってしまう。たまに帰ってこなくなるので、配車が付くと店内まで呼びに行く。

配車が付かないと少額を賭け金にした花札が始まる。誘っているのはなんと社長の弟の専務だから呆れてモノも言えない。

こんなことの繰り返しの日々でした。

何とかしなくちゃいけないが20歳代の若造が説教するわけにもいかない‥

結局、私が始めたのが早朝の社内ピカピカ活動です。

早朝4時に出社し、まずはトイレを素手で隅々まで磨く。

次にドライバーの休憩室を箒でテーブルも椅子もどけてチリ一つ見逃さずピカピカにして

最後は表面の白いテーブルをコンパウンド入りの洗剤で真っ白になるまで磨き上げ、配達されたばかりのスポーツ新聞を真ん中に置いておく。

この一連の早朝の作業は約二時間かけました。
翌年、社長に就任しましたが、
私は4年間これを続けました。

4年も経つ頃には会社はCHENGEしていました。別のものになっていました。

今思うとココロが荒廃した者にとってピカピカの環境そのものが居心地が悪い様です。荒廃している会社を好んで転職して行きました。

退職者補充の面接もあえてピカピカに磨き上げたドライバーの休憩室で行ないました。

綺麗なことに居心地良く感じるドライバーが自然に集まってきます。

自然とトラックも車庫も綺麗な状態になっていました。

やらされ感は出さずに職場環境をCHENGEさせた事例であります。

そして、もう一つ4年間これを続けた私自身のココロも磨かれた気がします。



更に詳しく知りたい方は、↓
小さな運送会社のためのプロドライバーを育てる3つのルール

現在5刷となった人材育成本です。業種業界を超えて好評いただいています。

現在3刷のドライバーのための教科書です。高校生から理解できる様に編成されております。