携帯からの誘惑との闘い | JTDO酒井誠

JTDO酒井誠

プロドライバーを育てる3つのルール【5刷】と
プロドライバーの教科書【3刷】の著者(共に同文舘出版)一般社団法人 日本トラックドライバー育成機構 [JTDO]代表理事

一昔前のプロドライバーの試練と言えば、時間との闘い、休憩したい気持ちや眠気と闘いながら、少しでも目的地に着いて、荷物を降ろし、次の積み込み地や別の運行をこなして稼ぐことであった。

その分稼げた。

ところが今は連続走行時間は最大でも4時間、速度も大型車両は90km/h以上は出せない様に速度リミッターが装備されている。

新たな試練がプロドライバーには待っていた。

携帯電話からの誘惑との闘いです。

運行中にメールの着信があれば気になって仕方ない。信号待ちなどガンガン走りたい時代のトラックドライバーにはイライラの素でしかないものだったのに

今は信号待ちが携帯電話を触るのにありがたい小時間となっている。

速度の遅い、やたらブレーキを踏む回数が多いトラックの運転席を覗くと大抵走りながら携帯電話を触っている確率はかなり高い。

乗用車とは殺傷力が違う。1つ間違えれば、被害は甚大となります。

そもそもプロドライバーにとって緊張感が無くなっていることも原因の1つです。

オートクルーズ装備は自動運転に近づくが、危険極まりないとオートクルーズ機能を取りたがる運送事業者が出始めています。居眠りや携帯電話を触っていても、上り坂でも一定速度で自動運転されてしまう危険があるからです。

時速90kmは100km走行と比べれば事故した時の被害は軽減出来るが、ある意味緊張感が和らぐ速度とも言える。
だからついつい携帯電話に手が伸びることになる。

トラックドライバーには、以上のような背景から携帯電話からの誘惑は酷なものなんです。

1つの対策提案はGPSを使い、停止状態でしか使えない携帯電話を開発しドライバーには運転に集中してもらう仕掛けを施すことである。

どうでしょうか?

更に詳しく知りたい方は、↓
小さな運送会社のためのプロドライバーを育てる3つのルール

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