ドライバーを動かす管理者に与えるインセンティブ権限 | JTDO酒井誠

JTDO酒井誠

プロドライバーを育てる3つのルール【5刷】と
プロドライバーの教科書【3刷】の著者(共に同文舘出版)一般社団法人 日本トラックドライバー育成機構 [JTDO]代表理事

ドライバーを実際に采配するのは、人事部長でも財務部長でも社長でもない。
やはり、営業所長や配車責任者である。

ドライバーと言うのは、何かにつけて対価を求める「言い方」をする。これをまともに受けてはいけない。
お金が欲しい気持ちもあるがそうは単純ではない。管理者を試していることが多い様に思います。

ドライバーというのは、言い難いことをずけッと言ってしまえる割り切りがあります。正直、嫌な思いにさせられます。これも考え方によっては、「口に出してくれるだけ分かり易い」とも取れます。

先ほど、管理者を試してくると言いました。ドライバーは無茶を言ってみて、どれくらいきいて貰えるかを推し量っているのです。

そういう時は、「無茶苦茶言うな!もう2度と相談しに来ないぞ」と私は言ってやるのです。

そこからが、ドライバーを動かすための動機づけのスタートです。経営者だけの手法ではない管理者が使っても有効な手法です。

インセンティブ=従業員を動機づけする様な刺激するものを言う。

と辞書にあります。お金だけではないのです。

まずは、管理者である自分の上司がどんなインセンティブを与える用意があるかを少しずつ示す必要があります。

ドライバーにとって大事なのは、
・配車に関する権限
・休日を決める権限
・どのトラックに割り当てるかを決定する権限
などが主たるものです。これら大半を社長が握っている運送会社もあります。それはそれで権限が集中しているメリットがあります。

しかし、社長に権限が集中している程、会社は大きくなり辛いし、社長
何かあったら、すべてが振り出しに戻ってしまいます。

私は、給与体系をポイント給与システムにしてドライバーの仕事の負荷をポイントに換算して支払う仕組みを作りました。
結果的に給与体系改定が管理者にインセンティブを与える権限を委譲することになりました。

これが意外と上手く行っているのです。部下も育ち、私に直接入ってくるドライバーからの直訴や苦情もめっきり少なくなったと改めて感じています。




更に詳しく知りたい方は、↓
小さな運送会社のためのプロドライバーを育てる3つのルール

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