トラックでの寝泊まり | JTDO酒井誠

JTDO酒井誠

プロドライバーを育てる3つのルール【5刷】と
プロドライバーの教科書【3刷】の著者(共に同文舘出版)一般社団法人 日本トラックドライバー育成機構 [JTDO]代表理事

私は100名ほどの運送会社の経営者です。

ドライバーが10数名の頃は、ドライバー職も兼務していました。

最後にトラックでの業務をしたのは、東日本大震災の際に救援物資を持って行った時です。

トラックの運転は、事故防止のために最長でも連続運転は4時間までと法律で決まっています。過労運転による事故を防ぐことが主な理由です。

4時間連続運転したのちは、30分間の休憩をしなくては次の運行に入ることが出来ないという取り決めがあります。(他のパターンもあり)

問題なのは高速道路上の休憩です。4時間以内に上手く休憩出来るパーキングが見つかればいいのですが、渋滞やパーキングが満車状態だった場合、本当に困るのです。

ドライバーには本当に気の毒なケースが多いのです。

更にドライバーで大変なのが、泊まりの運行です。私も名古屋ー茨城間を最低でも300往復はしたと思います。

慣れるまでトラックのキャビン内で熟睡することが出来ませんでした。エンジンをかけたまま寝ていると居眠り運転している夢を見て、背筋がゾッとして目が覚めてしまうことはもう何度も経験しました。

実は、そんな自分の体験もあって、ウチのドライバーには毎日自分の蒲団で寝られる様な運送会社にしたいと営業所展開をしようと決めたのです。

長い運行もリレーすれば泊まりの運行は激減するはず…

名古屋ー茨城間の運行も愛知、静岡、神奈川の各営業所によるリレー輸送で泊まりの運行ではなくなりました。

将来は高速道路の自動運転化により、多くのドライバーが毎日自分の蒲団で寝られる時代が来るかも知れませんね。
更に詳しく知りたい方は、↓
小さな運送会社のためのプロドライバーを育てる3つのルール

現在5刷となった人材育成本です。業種業界を超えて好評いただいています。