ドライバーの労働環境を考える時、荷待ち時間などで待たされる時間というのはなかなか改善されない大きな課題です。
ハンドルに足をどかっと乗せて寝ていても
スマホでゲームしていても
友人や家族と他愛のない通話をしていても
過ぎる時間は同じです。
デキるドライバーは、待ち時間を使って
荷主のヤードの草取りやゴミ拾いをしています
国家資格取得のため(運行管理者試験)の受験勉強をしています
トラックの不具合箇所がないかを車両点検しています
タオルで運転席内やボディーを拭き掃除しています
この差が実は、事故件数や運送会社の利益率、ドライバーの定着率に現れてきます。
その理由は、プロドライバーはどうあるべきかを所属する運送会社が明文化して教えている場合が多いように思います。
もちろん、もともとモチベーションの高いドライバーもいます。
私の会社では、プロドライバーの定義を
⑴ドライビングスキル
⑵荷扱いスキル
⑶営業スキル
この3つのスキルをバランス良く併せ持つドライバーとしています。
⑴のドライビングスキルは、単純に運転が上手いだけではなく、法令やトラックの構造などの知識や車両点検による不具合箇所発見スキルも含めた総合的なスキルです。
この3つのスキルがどの程度身についているかをPOINT給与制度で評価していることもあって、待ち時間を有効に活用するドライバーが育つのです。
待ち時間にスマホを触っているだけのドライバーが所属する運送会社と、待ち時間を有効に活用する姿勢の運送会社と、
どちらが荷主ファンが付きやすいでしょうか?
私の会社では、こういった姿勢を身に付けてもらうまでに3年間愚直に続けた活動があります。
「輪止め」徹底運動です。タイヤを前後から歯止する三角体が輪止めです。これを駐車する際は、必ず設置しなさいという運動です。
明けても暮れても言い続けました。
輪止めが良いのは、
やれているかどうかが目で確認出来ること
荷主から見ても安心感を感じさせられる
ちゃんとした会社であることが内外にアピール出来る
実際に輪止めしていなくて起きる事故は、死亡者が出る甚大な事故例が多く、防止に役立つ
などです。
更に、輪止めが出来ないドライバーは早い段階で去っていきますので、採用する管理者も輪止めが出来ないドライバーは最初から採用しなくなります。
必然的にドライバーの質も上がってくる訳です。
私はこの輪止め徹底運動を「下地づくり教育」と呼んでいます。
更に詳しく知りたい方は、↓
小さな運送会社のためのプロドライバーを育てる3つのルール現在5刷となった人材育成本です。業種業界を超えて好評いただいています。