大企業を脱サラして間もない、しかもドライバーとは接点のない新卒大学生の採用をしていた私にそんな段階など知る術はありませんでした。
まずは思いを紙に落としてみました。
「朝礼を毎日行う」
23年経った今でも行い続ける紙に落として考える手法
見れば見るほど「どうでもいいこと」に見えて来る。
本当にしたいのは?
自分の考えを理解してもらい、ドライバーの気持ちも理解して「良い会社」にすることではないか…
紙に「良い会社にする」と書き落とす。ウーン
良い会社にすると一体誰が喜ぶんだろうか?
大企業にいた頃は、売上倍増とか1000人の会社にしようとか 漠然とした目標に向かって日々を過ごしていました。1人のチカラの小ささや役割の範囲を自覚していた頃はどうでも良かったのです。
しかし、一気に小さな会社の次期社長という立場になると戸惑うのです。
ゆっくりと昇格していく大企業とは性質が違うのです。
朝礼を毎日行う
↓
良い会社にする
↓
皆が幸せになる
どうも結び付かないのです。
私は、社長である叔母の反対を押し切って、ある行動に出ました。
本来、トラックの整備や洗車、運行の準備に当てる朝時間に車庫の至近の喫茶店にドライバーらを毎日のように連れて行きました。
世間話、バカ話が7割、切実なドライバーからの訴えが2割、残りの1割が私がどういう会社にしたいかと言う話です。
この1割も、切実な訴えと書いたが、正直「どうでもいい話」でした。それでもドライバーに真摯に耳を傾ける事が絶対条件でした。
トラックをメッキで飾って良いか?
軍手は会社が支給してくれないか?
タイヤはヨコハマじゃなくブリジストンにしてくれ
どうでも良い事ばっかです。この時点では社長にはなっていなかったので、
「そうやないっぺん社長に聞いてみるわ」とかわせたので良い時期でした。
そのどうでも良い事の中で少しずつ実現する事が出来たところから、労使間の信頼関係が生まれて来始めたのです。
さて、次回は小さな会社のドライバーへの会社方針の伝え方です。
日本で唯一の現業を持つインストラクターが「現場ですぐに使えるスキル」をドライバーに教える機関
一般社団法人 日本トラックドライバー育成機構