ほとんどの中小企業ではそれがありません。
大企業にも所属歴がある私にとって、家業の人材育成への考え方は、愕然とさせられるばかりでした。
まず、教えるという文化がないに等しい。我流の発掘こそが生きる道でした。ただし、これは私の会社が6名しか社員がいない頃の話です。
我流職人ドライバーの集まりの様な零細企業に私は事もあろうか「マニュアル化」という考え方を導入しようと考えました。
結婚すらしていない頃の若気のいたりでした。そうです。家業である零細企業に大企業のやり方を押し付けようとしたのです。
まずは、朝礼を毎日行うことで、マニュアル化に対応できる下地を作ろうと目論んだのです。
『翌週の月曜日から朝礼を開始します。始業時間の15分前に出勤してください。』と張り紙を休憩室に掲げました。さてさて、その結果は…
誰ひとり出社して来ません。張り紙もゴミ箱に捨てられていました。
来るはずはありません。なぜかというと、張り紙を見たドライバーの親玉が、普段何もしない専務(亡くなった創業社長の弟で通称 何にも専務)に「おい❗️これって本当か?」と高圧的な態度で聞きに行き、専務も「まあ、張り紙捨てて…」とのやり取りがあったというのです。
怒りと共に、諦めのココロも沸き起こり、社長である叔母に訴えました。答えは一言。
「物事段階というものがある」でした。次回にこの「物事の段階」というものについて書きます。