儲けたいから株を売買する、利益を上げるためにポジションを取る──。

 

「儲ける」という目的のために当たり前の行動を取るわけですが、損はイヤだ……。

株をやらない人から見ればバカくさいことですが、私たち実践家にとって切実な問題です。

 

6月4日のブログでは、「資金量を抑える」「資金稼働率を抑える」アイデアを紹介しました。

 

 

どうしても、「儲けよう」と力が入りすぎて、やりすぎてしまうからです。

 

でも、そうした資金管理だけでなく、そもそも「狙いどころを決めているのか」という課題があります。

 

株式市場では、いろいろな変化があります。

そこには、明らかに“流行”と呼べる一時的な変化があります。

そして、その流行は、私たち実践者の心を強く刺激します。

 

「この流れに乗らないで、どうするんだ!」

 

心の中にいる、もうひとりの自分が、こう語りかけてくるのです。

 

でも、これがキケンなんです!

 

高値圏でコーフンして買いついたり、安値圏でイヤになってブン投げたり、同じく安値圏で手を出すことができなかったり……株価変動に、素直な心理で反応すると、損をする行動に傾くのです。

 

同じように、短期的な変化を捉えて上手に対応しようとすると、やはり振り回されます。

 

いやいや、どんな人も、短期的な変化に対して臨機応変に行動しようとします。

でも、私がよくないと指摘しているのは、根本の行動を、短期的な変化から生み出そうとする姿勢です。

 

つまり、「予期せぬ変化」→「それが少しつづく前提で、どうすれば儲かるかを考える」→「急ぎ戦略を立てる」→「実行する」(ポジションを取る)という行動スタイルです。

 

正確には、「スタイルがない」状態です。

 

スタイルとは、「これこれ、こういう動きを狙う」という個人的な方向性です。

それをもとに、手がける銘柄を選びます。

また、多くの時間、そのスタイルが利益につながることはない、と承知して臨みます。

 

やることが決まっていて、それは極めて限定的なもの──現実的な考え方、ちゃんと利益を期待できる行動とは、こういうものです。