スケートカナダのカメラ・ポリシーについて | 覚え書きあれこれ

覚え書きあれこれ

記憶力が低下する今日この頃、覚え書きみたいなものを綴っておかないと...




皆さま、いかがお過ごしでいらっしゃいますか?


リオ五輪に関しては、こちらにいる限りそう多大な盛り上がりを周りからも感じずにどんどん開幕が近づいてしまい、けっこう冷静に構えていた私でした。


「なんかさー、全然、オリンピック・モードになってないのよね、今年は」


と、オープニング・セレモニーさえも見ずにいたのですが、悲しいかな、息子も主人も呆れるほどのスポーツ・オタクである私は競技が始まったとたん、テレビの前に椅子をグワッと引き寄せ、朝から晩までずっと座り続けています。


しまいに洗濯物までそこで畳んで、携帯やアイパッドに囲まれつついっこうに動かなくなった私に誰も声をかけなくなりました。


「オリンピック期間中はオカンに多くを求めてもムダ」


という暗黙の了解が定まったようです。レニーさえも私が時おり上げる嬌声におののいて、遠巻きにしています。


ま、この五輪についてはまた別途、感想も込めて記事を書くとして。。。



スケートカナダのカメラ・ポリシーについて記事にすると予告したままになっていましたので慌ててアップしています。




Skate Canada Camera Policy(リンクはこちら
 
The Skate Canada Spectator Camera Policy is in place at events to protect the safety and privacy of athletes and to ensure a distraction free environment for all spectators.

Spectators are permitted to use small point and shoot cameras for their personal use only.
 
The following are not permitted at Skate Canada events:

 *Flash photography  .
 *Camera bags in venue .
 *Use of professional cameras and/or detachable lenses .
 *Cameras that produce a visual and/or audible interference of other fans’ enjoyment of the event 
 *Resale of photography or posting photos on professional websites .
 *Video recording on any device such as a camcorder, digital camera, mobile telephone or any other device with video recording capabilities



Only accredited coaches and team managers are permitted to videotape their own skater/team from rinkside during that skater’s/team’s practice or performance, for coaching purposes only.

The footage cannot be posted on any form of social media. If athletes wish to obtain a video of their programs, they may purchase a copy from the licensed video distributor on site if applicable. 

Spectators not abiding by these restrictions risk having their camera confiscated by venue security staff. Additionally, Skate Canada reserves the right to restrict use of other types of cameras should they feel the quality and/or type of camera fail to protect the athletes’ and/or event’s interests.

 

ここで大事なのは、個人で楽しむために写真を撮影するのは許可されているけれど、禁止されているのは:

*フラッシュを使って撮影すること

*会場へのカメラバッグの持ち込み
(これはプロのカメラマンたちが持ち歩いているようなリュック型のものかな、と推測しています)

*プロ仕様のカメラ、および取り外し可能なレンズの使用

*他の観客の邪魔になるようなカメラを使うこと
(ここではVISUAL and/or AUDIBLE interferenceとありますので、視野に入って邪魔になったり、音がして邪魔になるような、という意味です)

*撮った写真を商品化すること(自分で売ったり、売ることを目的としたサイトに載せたりすること)

*ビデオレコーダー、デジタル・カメラ、あるいは携帯を含む録画機能のある機器での動画撮影


この最後の点はちょっと気になるところですね?


携帯だから良いとか、ちっちゃなデジカメだから良いとか思われるかも知れませんが、そういうことさえもカナダ連盟のポリシーとしては許していない、ということになります。

その理由としては、コーチやチーム・リーダーだけが自分たちの選手の動画を撮影することが許されていて、それもコーチング目的に使うためだけに限られる、ということです。ソーシャルメディアにも掲載してはいけない、というのですからかなり厳しいです。

この規則を守れない場合、会場内のセキュリティ・スタッフにカメラや録画機器を没収されることも覚悟してください

と言われていますね。

ところがこれまで私がボランティアとして参加して来たスケートカナダの大会では練習でも競技中も選手たちの演技の模様を撮影している人は大勢いました。それがあらゆるソーシャルメディアを通して拡散され、現地に来ることが出来ないファンたちにはとても有り難がられているのも事実です。

さあ、このポリシーをどこまでカナダ連盟が押し通すのか?


ちなみにコメントでも教えていただきましたが、フランス大会でもセキュリティはかなり厳しそうです。バッグの容量は10リットル以内、それ以上であれば持ち込み不可、となっているようです。


さて、


私が個人的に一つだけ、とても気になっているのは、

特に練習時に一番前の席でボードから乗り出さんばかりにして撮影している

ケースです。

時にはカメラがリンクにはみ出していて、本当に危険です。

すごいスピードで旋回している選手たちにちょっとでも当たったら大変な事故になりかねません。選手たちはジャンプの練習をするのに何の遠慮もなく動きたいところを、ボード際のたくさんのカメラが気になっている様子がうかがえました。


またリンク内にカメラや携帯を落としてしまったりしても怖いです。


せっかく間近で一流の選手を見ることができるチャンスを与えられているのですから、どうか気持ちの抑制を効かせて、選手にも観客にもケガの生じないようにマナーを守っていただきたいものだと思います。




ところですでに一週間も経ってしまっているのですが、実は先週の火曜日に友人のSさんと一緒にハーシーセンターに行ってきたんです。


何をしに?


前回、このブログで宣言したように、会場の周りには


「何もない」


ということを確認しに。


以下、幾つか写真を載せますが。。。



まずはこれが駐車場から入って行ったところですね。





そして正面玄関。





くるりと回ってその玄関から外を見たらこういう光景。





敷地の向こうは高速道路。




左を見ても






右を見ても





閑散。


あら、でも会場のド真ん前にバス停が!






そして折しもバスが!






でもこの運転手さんいわく、


「ラッシュアワー以外にしか、ここ、通らないんよ。」



え、じゃあラッシュアワーとか夜は?


「You're asking me too much (そこまで聞かれても。。。)」




冗談みたいなお答えですが、本当にそう言われたんです。



ということなので、やっぱり試合中はアリーナでなんとか食事を済ませて、終わったらさっさとタクシーに乗ってホテルまで帰るしかなさそうですね。。。