1月4日(日)
『ゴーンガール』
http://www.foxmovies-jp.com/gone-girl/ (映画HP)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B4%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%AC%E3%83%BC%E3%83%AB (ウィキペディア)
【あらすじ】
5回目の結婚記念日に、ニック・ダンは妻のエイミーが失踪したと知る。警察と過激化する報道からの圧力によって、ニックの温厚な人柄のイメージが崩れ始める。彼の浮気と不確かな行動に世間はある共通の疑問を抱き始める。「ニック・ダンが妻を殺したのではないのか?」
【感想】
デビッド・フィンチャー監督の独特な画面の暗さが際立つ。
物語の緊迫感を見事に演出。
それにしても映画は大所帯であると感じる。
どのシーンも人間が必要だし、
機材も場所もとても時間とお金がかかっている。
それが画面に現れている。
そして何より演技がどの役者も怖い。
それは勿論、監督がそのように色付けをするのであるから、
そうなるのであろうが、それでも主役二人の目の動きから、
仕草が恐ろしく切れる。
それにしても
物語が持つ女性の純粋無垢な欲望の暴走が怖い。
タイトルに据えられた「ガール」という単語には、
恐らく「無垢」=「イノセント」という公式が当てはまるはずだ。
未見のお客様はこの後を見ないで頂きたい。
人を殺さなければ更に怖さが増したかどうか問題。
しかし殺すべきだったかどうか、
その辺りもとても強烈に考えさせられる。