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【龍馬伝】
第1回「上士と下士」
脚本:福田靖
演出:大友啓史ほか
出演:福山雅治、香川照之、大森南朋、広末涼子、真木よう子、寺島しのぶほか
【感想】
TVドラマでもここまで長いスパンで期待されるドラマも他にはない。
大河ドラマ。
僕が前回ハまった大河は 【風林火山】。
限りない男度が上昇気流を描いている番組であった。
それから2年の月日を経て、ようやくまた大河ドラマを熱中する題材に巡りあえた。
幕末モノ。
男の心を刺激する最高の背景である。
話が逸れた。
僕自身のこのドラマに対する感想だ。
僕がずっと龍馬に抱いていたイメージの具現化であった。
それが驚きだった。
僕が抱く胸に抱いた野心と言うか希望を出来るだけ外に洩らさずに昼行灯のように振る舞う。
いわば仕事人の中村主水のような昼と夜を同居させているような感じ。
もし僕が映像畑の人間でキャスティングにも力が揮えるのなら絶対にキャスティングしたかった人物が居る。
それはここでは明言を避けるが、その龍馬像とは違う福山雅治の龍馬はとてつもなく清々しく新鮮だった。
イメージの具現化ではあったが、実際の映像化には非常に好感の持てるもの。
いい。
新しい可能性の模索。
それこそが創造者の使命。
他のキャスティングもいちいち納得。
宮迫、そして大森の武市はかなりの絶妙さ!
そして大河らしくない気がしてそれも嬉しい。
打破。
突破。
それが与えられた使命であるのなら、大いなる第一歩であったと感じた第一回。
これから先、龍馬の生涯を見届ける旅が今日始まった。