【祈り】
これは、僕が20代の前半から延々と書き続けている、ライフワークに近い長編小説のタイトルである。
自分でも、ここまで長くなるとは思ってもみなかった。
があーーーーーっと、熱に浮かされたように書きまくって、冷めて少し冷却期間、それからまた書き、止まって、また書いて・・・・
そんな循環を、もう20年近く続けている事になる。
そう、
この物語は未だに未完なのだ。
実はクライマックスに近い部分を書いてはいるのだ。
書いてはいるのだが、そのクライマックスでピタリ!と筆が止まっているのである。
何故なのか?
勢いで書けた筈なのに何故か止まっている。
その止まっている期間が、何ともう3年間・・・・なのである。
今回の冷却期間は、怖ろしく長い。
実はこの作品、僕のブログにも時々コメントをくれる灼熱のボーカリスト 【スキンヘッド伊藤】 が強く関わっている。
と、いうのも、これは彼が原作・・・・・だからである。(原型は・・・留めてない・・・かも知れないが・・・・)
彼も実は、小説を書いているのである。
そして彼は僕の小説を気に入ってくれた1人であり、あるとき彼がこう言ったのだ。
『お互いの作品を、自分流に書き直してみようか?』
面白い企画だと思った。
自分の視点ではないものが生まれる予感に少し胸が高鳴った。
彼は僕の作品の中でも少女漫画のようなポップな作品を最初から狙っていたらしく、その作品に手を付けた。
僕は・・・・・・
あれこれ悩んだ挙句、【祈り】 という短編小説を選んだ。
今、その時の僕と彼の作品は手元には無いが、僕の書いたものよりも数段レベルの高い作品を提示され僕はビックリした。
素直に、
【こいつ、すげェ!】
と、思った事を告白しておく。
・・・・で僕の作品だが、
書けば書くほどに・・・・・・・終らなくなった。
イメージが、どんどん広がり暴走を始めたのである。
短編小説であった作品は、いつの間にやら【原稿用紙900枚】を越す超大作となってしまったのである。
そして完結させてから手直しをしようと思うのだが、何しろ終らない。
クライマックスに次ぐクライマックス。
しかも3年も続きを一行も書かずに離れたものだから、次のタイミングがなかなかにつかめなかったのである。
しかし今日、
久し振りに読み返して 【熱】 を貰った。
人が書いた作品のように感じながらゲラを読む。
うん。面白い。面白いじゃん!
自画自賛は少し行儀悪いが、言わせてもらう。
全部を、ここで載せるのは無理だが、近い内に 【序章】 を載せようと思う。
20年近く前の僕の熱を感じて頂けたなら幸いである。
近日、公開予定♪
しばし待って☆(*^▽^*)