おさーん の、忘れられない一言 | 日々幸進(ひびこうしん)

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先日、ふと思い出した事があり、書き留めておきたいと思っていた。


僕の子供達がまだ小学生だった頃、PTA主催の夏休みキャンプ(青少年の家)に泊まりに行った時のこと。


自分の子供、シロットソン、チーニーズは僕とジャスミンが育てた。自分では甘やかしているのではないか、という気持ちが常にあった。しかしジャスミンにすれば、やり過ぎだ!怒り過ぎと、怒られる事もしばしば。


しかし、こういった催しで一日中他の子供達とじゃれ合うのは久し振りの体験だったので少しワクワクした。


この催しの事も色々とあったのだが、今回の日記には関係ないので、はしょるが・・・・・・実は子供達と膝を突き合わせてみてビックリした事があった。

つまり


ガキなのだ!


ガキ?いや、勿論、ガキなのだが、一般世間的な礼儀作法や、社会的に必要である上下関係などが、全く欠落しているのだ。




話しを、ここで強引に変えてしまうが、僕と 『おさーん』 は、一時期同じ釜の飯を食った同士であった。

僕らは 『ボーイスカウト』 をやっていたのである。

年功序列、という上下関係は、体育会系のノリで辛くもあったが楽しくもあった。

そして僕らが高校や専門学校に入るくらいの時、『ボーイスカウト』の下の連中、つまり小学校2年生から6年生までの連中を『カブスカウト』というのだが、そのリーダーに二人でなっていたのである。

僕ら二人のやり方は、それぞれの性格が浮き彫りになった形になった。


要するに僕は、子供を甘えさせつつも、伸び伸びと遊ばせながら楽しむ♪というな方法。

おさーんは、子供を厳しく躾けながら個々のポテンシャルを引き出す方法。

今となっては、おさーんの方法もアリだな。と思ったりもする。

いうなれば彼は 『女王の教室』 のマヤなのだった!

そこまでヒドクはないけれど、彼は彼なりに子供の行く末までを睨んでの教育だったのかも知れない。

それに比べると僕は、行き当たりばったりで子供とうまく遊べるように促していただけかも知れない。

何が原因かは忘れたが、その『カブスカウト』のキャンプの夜に行われた反省会と明日の打ち合わせの時に激しくぶつかり合った事があったのだ。

今でも僕の耳には彼の言葉が激しく渦巻いている。


『子供に嫌われたくないだけやろ?まさまさみたいに子供におべんちゃら言うて遊んでるだけなんはアカンのとちゃうン?!あいつらの為にならへんやろ?』


当時、僕も若く激しく反論したように思う。

かっとなった。

違う。

・・・・・・・・・・・・・

だが、彼の言うことはもっともだし、正論であった。




で、前半のPTAキャンプに話しは戻る訳だが、彼の言葉が耳から離れない僕は、そんなガキらに思いの外にキツク当たる事になった。(いや、でもおさーん程では無いにシロだが)そういった子供と接するのが10年ぶりだったのだが、どうにもこうにもガキはガキであるのが加速したようであった。大人にはタメ口。そして激しい自己主張。どこまでも続く甘ったれ根性。それらが渾然一体となったガキ!全て大人がお膳立てしてやらなければ何も出来ない。それらを甘受するほど僕は大人にはなりきれない。ダメなものは駄目!

僕は断固としていった。

そこで、気が付くのだ。

嗚呼、おさーんの言ってる事も正しいんやなー。


勿論、これはケースバイケースなのだろうが、うまくそれらを操れるような大人になりたいと思う。


近い内に、その辺を掘り下げて書いてみたいと思いますう。



あの時、おさーんはどう考えていたのだろうか?

少しセンチな気分で思い出す、まさまさでした。