壮大な交響詩篇が終焉を迎えた。
交響詩、
交響曲ではない、楽章のない自由な詩篇。
ラストシーンに向かう物語のパトスは、数多くの想いを載せて僕も巻き込んでゆく。
僕らは幸せだ。
この奇跡のような作品の誕生に立ち会えた事を誇りに思いたい。
エウレカを強く想うレントンが全編に溢れ、これ以上はない恋愛巨編。
人が人を想うとき、その最大の切なさや甘さを画面一杯にぶちまけられた場合、レントンがとった行動以上の事を僕は想像できない。
それぐらい僕の心はエウレカを想うレントンの気持ちで一杯なった。
世界がどうとか、それらを呑み込む壮大な物語は二人の人を想う気持ち、それが具現化された心地よいトラパーの波であった。
今は言葉を紡ぐのすら出来ないほどの感動。
エウレカセブンは、僕らの心に大きな風となって吹き抜けた。その事を胸にしまってこの『世界』を生きる。
ありがとう 『交響詩篇エウレカセブン』