2019年度重複出題入試問題 | 中学受験国語研究ブログ

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とある大手塾で4年連続ナンバーワンの評価をいただいておりました。中学受験生、その保護者あるいは教育関係者に役立つ情報を提供します。

某塾で国語選択講座のテキストを作らなければなりません。そこで、重複出題入試問題を調べてみました。これは素材文が同一であることを意味します。来年度入試でも十分狙われる可能性があるので、これらの入試問題をテキストに載せようと思います。

同じような狙いで情報を載せている塾のサイトもあるようですが、不十分なところもあるようです。

 

1、辻村深月「1992年の秋空」(「家族シアタ―」)

姉と妹との確執と和解。頌栄2019が洗足2018や慶応湘南藤沢2018とほぼ同一個所を出題。大妻嵐山2019は前半部分を出題。さらに、昭和女子大2019は頌栄の続きを出題。近時、もっとも狙われている素材文である。

 

2、辻村深月「サクラ咲く」

日大豊山中2019と鎌倉女学院中1次2019でほぼ同一部分が出されている。合唱の練習をめぐる友人間の確執と和解。広尾2019でも違う部分が出題されている。

辻村深月は近時、もっとも狙われる作家か?晃華2019渋々3次2019では「青空と逃げる」が出題されている。

 

3、こまつ あやこ「リマ・トゥジュ・リマ・トゥジュ・トゥジュ」

早実2019、海城2019、成城2019.鎌倉女学院2次2019でほぼ同一個所を出題。本年度ベストヒット物語。佐藤先輩との確執と和解に成功する。栄光2019は佐藤先輩の人格形成過程んついて出題。

 

4、瀧羽麻子「バイエル」(「ありえないほどうるさいオルゴール店」)

淑徳与野2019、桜美林2019、立教女学院2019がほぼ同一個所を出題。オルゴールにより補完された少女の話。

 

5、稲垣栄洋「雑草はなぜそこに生えているのかー弱さからの戦略」

全ての生物がすんでいる空間ではナンバー1なのである。神奈川学園2019と吉祥2019が同一部分を出題。かつては都市大等々力などでも出題されており、近時、最も狙われている説明的文章といえる。

また、昆虫との共生の部分が晃華2019と青山英和2019で出されている。

公文国際B2019と学習院2017、横浜共立2017ではオオバコの生き残り戦略について出されている。

稲垣栄洋先生の「雑草はなぜそこに生えているのかー弱さからの戦略」は説明的文章においては、近時最も狙われる本であろう。一読しておくのは、もはや受験生の常識。

 

6、中脇初枝「神に守られた島」

武蔵中2019桜蔭中2019でほぼ同一部分を出題。戦争の狂気。桜蔭中は反戦的文章からの出題が目立つ。2019(特攻)、2014(戦争をする心理)、2011(原爆)、2008(戦争体験)など。

 

7、小川糸「キラキラ共和国」

大妻多摩2019桐朋2019がほぼ同一部分を出題。私が手紙の書き方についてタカヒコ君を指導する。

 

8、その他、注目に値する出題として、

①重松清「タオル」(「小学5年生」)

法政大学中2019で出題。麻布2005などと重複。

②橋本紡「永代橋」(「いつかのきみへ」)

栄東A2019で出題。過去、桜蔭2009、駒東2009。そして東京都立高校入試2009でも出題。都市大付属などでも出題されており、入試定番。

③有島武郎「一房のぶどう」

本年度は青陵B2019で出題。慶応中等部、吉祥などでも出題されており、入試の定番中の定番といえよう。

④宮下奈都「羊と鋼の森」

自修館2019(調律とは依頼者の思いの実現と教わる)、森村2019(和音、プロを目指す)など、出題が目立つ。筑駒2018(調律により依頼者を喜ばせる)で出題されて以来、注目されているか。

 

 

 

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