誠に勝手ながら、
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大雑把でお恥ずかしい息子の闘病記ですが、
ご病気と闘われている方、そのご家族と共有できれば幸いです。
骨髄移植から3年経って、検診の間隔が2ヶ月になった。
2ヶ月って想像以上に長い。
毎月検診だった時期が長く、それはそれで「いつになったら間隔が開くのだろう?」と思っていたが、2ヶ月も開くと少し緊張する。(たぶん親の私だけ)
いつものように、
「先生に確認することはメモしてある?」と聞いてみると、
「何もないよ」というおそらく何も考えていないであろう返事。
何もないのか...。
そんなこと初めてかも...。
何もないってすごいこと。
有難い。感謝しかない。
あれもこれもとスマホにメモしていた時期を思うと嘘のようだ。
付いて行くことも、送迎することも、あっさりと断られたので仕事に向かうも、
満員電車に乗っている姿、
駅から病院まで歩いている姿、
待合ロビーで座っている姿、
採血している姿、
診察を受けている姿、
色んな姿を想像しながら、結果のLINEを待つ。
もうとっくに二十歳を過ぎたのだけど、代わってやりたい気持ちに変わりなく...。
数日後のある日、
遅ればせながら駆け込みで「望み」という映画を観た。
自分の息子が殺人事件の加害者なのか、被害者なのか、わからないまま息子を待つ家族の数日を描いた内容で、どちらを望むか、父は父の、母は母の、それぞれの深い愛による考えが錯綜する。
父は息子を信じたいが、もちろん被害者であって欲しいというわけでもなく、母はどんな息子であっても生きていて欲しいと、徐々に一択になっていく。
答えが無くて、いつまでも考えさせられる作品で、小栗旬と星野源の映画も面白かったけれど、母親としてはそれも吹っ飛んでしまう深い作品だった。
何としても生きていてほしいと思う親心の一方で、短くても誠実に人生をまっとうした人には本当に頭が下がる。
だから命ある限りは頑張らなければ。
息子たちも私も。
ドナーさん、有難うございます。
▼血液検査結果
WBC 5,2→4,3
RBC 4,37→4,46
HGB 14.9→15,5
PLT 209→210
CRP 0.03→0.03