先日のSMIビジネス塾で、開始時間の件でとんだ失敗をしてしまった。

 

今回の件で、「思い込む」ことの怖さを改めて感じさせてもらった。

■思い込みの怖さ

 
毎月、ビジネス塾が近づく1週間前より準備を始める。

そして5日ほど前に確認も含めて学ぶテーマを決め、FAXする。

今月は準備を始めた日に、会場のユニゾンプラザより珍しくメールが届いた。

30年以上、ユニゾンプラザをほぼ毎月お借りしていて初めての事だった。

内容は

『会議室を使用される当日は多目的ホールで大きな大会があり18時に終了します。

その為大混雑が予想されます。

集まる時間を調整されることをお勧めいたします』

とあった。

初めてとのこともあってか、少し慌ててしまった。

そしてそれを私は、今月の会場でのことと思い込んでしまった。

FAXの内容にそのことを打ち込み、塾の開始の時間を20分遅れに変更しますと書き直し、慌ててFAXした。

そして当日私は、大会が終了する20分前なら、私の1台くらいは止められるだろうと思い、17:40に会場に入った。

ところが会場はガラガラだった。

車は所どころパラパラと駐めてあるだけだった。

どうしたんだろう、大会が中止になったんだろうか等と考えながら受け付けに行って、聞いた。

「えっ、そんなメール送っていないはずですよ。何かの間違いだと思います。でも調べてみます」と言って、台帳を確認してくれた。

しかし、「やはり、そんなメールは送っていないようです」とのことだった。

■「駐車場はガラガラでしたよ」

会議室に入り、塾の準備をしながらもまだ私は、いたずらメールだったのかなとか、メールの見間違いかなとか考えていた。

本当に”思い込むこと”は恐ろしい。

そうすると、18:15にいつも早目にいらっしゃるS社長が入って来るなり

「あまり駐車場は混んでなかったですね」と仰って 、

「今日は私が一番乗りでしたね」とニコニコ顔で言われた。

「アレ、Sさん、私は開始時間を18:30を18:50に変更しますとFAXしたのですが、届いていますよね」と伺った。

「なんだ、そうでしたか。気づきませんでした」と言われる。

間もなく、殆ど毎回1番に来られるW社長がが18:30頃に部屋に入って来られ「駐車場、全然混んでいませんでしたね」と言われた。

そこでやっと私は、メールの日付を間違っていたのでは、という思いに至った。

今回はPCを自宅に置いてきたので、妻に電話し、メールを確認してもらった。

案の定、7月ではなく9月17日との事だった。

その後来られたメンバーが「あんまり混んでいませんでしたね」と口々に言われながら部屋に入ってこられた。

私は皆さんに謝った。「私の確認不足と思い込みによる早とちりで間違ってしまいました。ご迷惑をおかけしました」と。

危険の回避法や、失敗を避ける方法等をお伝えしたりしている身としては非常に恥ずかしかった。

■「失敗しない人だけは信用できない」

しかし、こうした時には、ドラッカーの次の言葉を思い出す。

『決して間違いや、ヘマや、失敗しない人、だけは信用できない。

そのような人は食わせ者か、それとも無難なこと、すでに試されたこと、

取るに足らぬ事、に安住する者である。

また、失敗がイノベーションのチャンスとなる事も多いものだ。』を。

そして20:30に塾を終了するに当たって、

勉強家のIさんが「今日もこの塾を皆と学ばせてもらい、学ぶことの楽しさを改めて感じさせてもらいました。

ありがとうございました」と言われた。

また今建設関係で大きな成果を上げておられるS社長が

「今月もこの塾でしか学べない事で、大きな気づきがありました。

ありがとうございました」と言って下さった。
 
そうした皆さんの感謝と励ましの言葉によって、開始時間にゴタゴタはあったが、

 

満たされた心持ちでユニゾンプラザを後にすることができた。

失敗があったればこその、感謝の1日となった。

 

 

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■第22期SMIビジネス塾 ◇日時令和6年8月20日(火)◇今月のテーマ「シェアはイノベーションを起こさない」

 ◇会場 新潟ユニゾンプラザ4F小会議室
■第38期SMIモーニングアカデミー◇日時 令和6年7月18日(日)

 ◇今月のテーマ「イノベーション+マーケティング=マネジメント」◇会場 東横イン駅前4F小会議室」

  ※ケースによっては内容の変更があります。ご容赦ください。