【教育/就労】商業高校、就業体験で独自性--復活へ職業意識養成 | ≪最新ニュースとキーワード≫怒涛の更新

【教育/就労】商業高校、就業体験で独自性--復活へ職業意識養成

全国の商業高校で「就業体験」が盛んだ。
商品開発や広告デザイン、インターネットでの商店の開設……。
ニートが話題になる中、生徒に「働く意味」を身につけさせるのが狙いだ。
独自性をアピールすることで、生徒も学校数も減る一方の商業高校の「復活」につなげたいという思いもあるようだ。
「もっと甘くした方がいいんじゃない?」「ジャムの甘さだけでいいよ」18日午前、富山市城北町の菓子店「佐々木千歳堂」。
エプロン姿の富山商業高校の生徒たちが意見を言い合いながら、イチジクのジャムやプレーンヨーグルトなどが入った大きなボールを泡立て器でかき混ぜた。
企業と富山の名産品づくりに取り組む同校の「商品研究」の授業の一環だ。
この日完成したのは、大沢野地区産のイチジクの食感を生かした「いちじくアイス」。
7月7日に高岡市蜂ケ島の道の駅「万葉の里高岡」で、8月24、25日は東京都の県アンテナショップ「いきいき富山館」で、それぞれ販売されることが決まっているという。
発案した会計科3年の城岡桂亮さん(17)は「店の人ともいろいろな話ができて、勉強になった。
商業高校ならではのいい授業だと思う」と声を弾ませた。
◇県外でも県外でも「商業」という専門性を生かした取り組みが盛んだ。
北九州市の小倉商業高校は昨年度、インターネット上に「倉商マーケット」を開設。
近くの商店街の雑貨のほか、名産品のめんたいこなどの商品を今年2月末まで販売した。
学校は仲介役で利益はないが、将来は注文から郵送、金銭の受け取りまで「現実の商売に近づけたい」という。
東京都の荒川商業高校は04年度から地元の商店街と連携、街頭フラッグづくりなど広告デザインに励む。
05年度は模擬株式会社「レガロ工房」を設立。
遊園地「浅草花やしき」のポスターや、都電荒川線の車体に掲載するPR広告も手がけた。
◇20万人減文部科学省によると、商業を学ぶ生徒は、05年度は約26万人。
95年度の約45万人と比べ、10年間で20万人近く減った。
商業に関する学科を置く高校は1970年の1201校から、05年度には819校とほぼ3分の2に。
一方、大学や専門学校への進学率は徐々に増え、05年春の卒業生は5割近くが進学した。
富山商業で就業体験を担当する安田隆教諭は「働く目的を持てない若者も多い。
早いうちに就業体験することが、職業意識を高めることにつながる」と話す。
千葉商科大学の中沢興起教授(高校商業教育)は「創造力を働かせ問題を解決できる人材が社会に求められている。
各校の取り組みは、自分たちで『考える』という教育を実践しており、時代に即したものになっている」と話している。
●大沢野産のイチジクジャムを加え、混ぜ合わせていく生徒たち=富山市城北町�http://mytown.asahi.com/toyama/k_img_render.php?k_id=17000000706200003o_id=1402type=kiji●商業に関する学科を置く高校の数と生徒銃http://mytown.asahi.com/toyama/k_img_render.php?k_id=17000000706200003o_id=1403type=kiji◎ソースasahi.co
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