
最近 稀にみる楽しいコンサートだったので、ちょっとマジメにレポートしたいと思います
THE OZ SONS(オージーサンズ)とは、平均年齢68歳のおじさま4人のJAZZコーラスグループです。
詳しくはこちら http://www.ozsons.com/OZSONS-PIT.htm
きっかけは4月後半、仕事先のジャズクラブでたまたま、鈴木史子さんのボーカル&オージーサンズ・コーラスのハーモニーを耳にしたのです。
それがあまりに素敵だったので、「どんな所で歌われているのですか?」とおじさまに尋ねたら↑のチラシを下さいました。
それから5月中旬を過ぎて自分のスケジュールもOKなことが分かり、そろそろチケットを購入しようかなとネットで見てみたら、まさかの完売
・・・だって草月ホールですよ?500席はあるでしょうに。
いやいや完売とはいっても出演者の持ち分とかまだどこかにあるんじゃないの?と思い、幸い出演ミュージシャンが知り合いだったので聞いてみるも、「本当にないの!友達の分も全然足りなくなった」とのお返事。
どんだけ人気なの~~~

残念だけど今回は諦めるしかないと思っていたら、4日前になってキャンセルが一枚出たとの連絡が
そして随分前にチケットを取っていた友人2人と、3人でめでたく観れることになりましたヾ(@°▽°@)ノ
当日は17時を回った頃に会場へ着いたのですが、既に人がたくさんいる模様。(ちなみに開場は17:30です。)
受付へ行くとなんと、整理券を配っていました。まるでブルーノート公演で来日した外タレのよう!笑
整理券をもらって開場までの時間潰しにホール内の喫茶店に入ったら、ジャズクラブのオーナーKさんにお会いし、Kさんの隣では出演者の中尾ミエさんとおそらく中尾さんの応援に見えたのであろうミッツ・マングローブさんがお茶を飲んでいらっしゃいました
開場になり場内へ入ると、前から2列目の中央という良いお席が意外にすんなり確保できました
(自由席なのに♪)
いよいよ開演
インストはなく、いきなり「Candy」の軽快なコーラスが場内に広がる。
2曲続けて歌った後にMC。
ご挨拶&ミュージシャン紹介、とここまでは普通な感じですが、
自己紹介は次の曲「Over the Rainbow」をコーラスパートごとに(1人ずつ)最初の1フレーズ歌って紹介するというユニークなスタイルでした。
テナーだけ、バリトンだけとかで聞くと当然変なメロディーに聞こえますが、
「では次は4人合わさるとこうなります」と言って、綺麗なハーモニーがまた始まり演奏につながっていく。
なるほど、誰もが知っている曲でコーラスの面白いところを見せながらの自己紹介。ただ名前やパートを言うだけでは平凡過ぎるという事をわかっていらっしゃるのだ
それから第一部ではゲスト歌手の鈴木史子さんの歌の他に、
ジャズ界の偉大な故人である峰純子さん、笈田敏夫さん、世良譲さんのお三方とそれぞれに共演された時のVTRが流れるメモリアルコーナーもありました。
いやおじさまたち、ほんと凄い方たちと共演なさってたんですね。
客席を見渡すとおじさまたちと同年代のお客様も多く、このメモリアルはさぞ感慨深かったことと思います。
そして第一部の最後は「Around The World(世界一周)メドレー」
これが13分以上あるらしいのですが、かなりたくさんの曲をコンパクトに、ちゃんとコーラスアレンジもしてまとめてあり、あまり13分間という長さを感じませんでした。
「上を向いて歩こう」で始まり、最後は同曲のサビに戻って来るところなんかも上手く出来ているなーと感心してしまいました。
こういったイベントに相応しい、クイズ形式の楽しいメドレーでした
でも結局、何カ国出てきたか忘れちゃった!
第二部はオージーサンズが3曲歌った後、ゲストコーナーで女性シンガー&グループが3組登場しました

順番にまきみちるさん、中尾ミエさん、THE GOODIES(女性4声+ピアノアレンジのコーラスグループ)
それぞれ1曲は彼女たちがソロまたは女性コーラスだけで歌い、2曲目はオージーサンズのコーラスと一緒に歌うという構成で、最後のGOODIES×オージーサンズは男女8人の大合唱になりました。
ゲストの女性歌手はオージーサンズと古くから縁のある方ばかりで、それぞれの出会いのきっかけなんかもトークで紹介されました。
まきみちるさんは、私は何者か全く知らずに彼女のJAZZのCDを買って時々聴いていたのですが、昔アイドル歌手だった方らしいです。
生歌は初めて聴いたのですがCDで聴くよりもずっと素晴らしく、ピッチの良さや声の張りなど圧倒的な歌唱力で感激しました。
中尾ミエさんは先ずやはりその存在感だけで場内がわっと盛り上がり、お喋りも面白く、歌ではベテランの風格を見せつけました。
GOODIESはそれぞれがソロボーカルやスタジオシンガーとしても活躍しているプロ集団の女性コーラスグループで流石の実力でした。
それからプログラムにはありませんでしたが、「スリー・グレイセス」という女性3人のコーラスグループも登場しました。
私は全く知らなかった(すいません
)のですが、かつてNHK紅白にも出場し、CMソングなどもたくさん歌っているグループで、オージーサンズはスリー・グレイセスを見て“コーラスをやりたい”と思われたそうです。
残念ながら喉を患っているメンバーがいらしてこの日は歌っていただけなかったのですが、おじさまたちの応援で3人揃って客席からステージに上がられました。
こんな感じで、コンサートのタイトル通り、
まさに“with their Girl Friends”でした。
それからオージーサンズがまた一曲。
そして最後はアンコールではなく、お客さんもみんな一緒に歌って下さいという事で「Dream」の演奏と歌詞の字幕が流れました。
Dreamの歌が終わると今度は「僕たちが出口でお客様をお見送りします」と言っておじさまたちはステージを降りていき、インストだけがステージで続いていました。最後まで憎い演出
1時間×2回=正味2時間のステージ、時間も押すことなくピッタリに終わりました。
ホールを出てから一緒に観た友人たちと口にしたのが「こんなに面白いコンサートはなかなか無いよね!」というのが3人共通の意見でした。
ここからは私の意見ですが、面白かった要因として、おじさまたちの相当な練習量、大原さん(ピアノ&アレンジ)のアレンジの素晴らしさ、協力したミュージシャンや舞台監督・裏方さんの力、など色々あると思うのですが、
一言でいうと構成がバラエティに富んでいて全く無駄がなかったということだと思います。
メンバー紹介なども、よく1回のステージで何度も紹介しているライブなどを見かけますが、そういった無駄がないばかりでなく、随所に工夫が感じられました。
ゲストも、取って付けた様に全く関係のない有名人を呼ぶのではなく、本当の彼らのお友達(ガールフレンド)ばかりだったのでリアリティーがあったし、メモリアルにしても人の縁を大切にしている彼らのお人柄や歴史が感じられました
正直プロのライブやコンサートでも、2時間ずっと退屈することなくここまで楽しめるものはそうそうありません。
そして彼らのすごいところは、あくまでも「自分たちはプロではない」と言い切っているところ。
近年、集客さえすれば実力と関係なく誰でも名門ライブハウスに出演できるという風潮が当たり前のようになってしまっています。
それで周りにおだてられてすっかりプロミュージシャンになったと勘違いしている人が多いのも事実です
そんな中、オージーサンズはプロではないからと定期的なライブ活動もされません。
けれど彼らが多くの人からコンサートやパーティへの出演を望まれているのも事実だし、何より実際コンサートはとても楽しく、大勢の観客を喜ばせていたのです。
プロとかアマとか、上手いとか下手とかって一体なんだろう?と思ってしまいました。
ちょっと自分のボーカリストとしての在り方までも考えさせられるようなコンサートでした。
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