リリー(17世紀)、アブ・マシャー(8-9世紀)、アルビルニ(10-11世紀)の3人のテキストに共通しているのは、火星が火のエレメント、木星が風のエレメントという点です。月と水星にエレメントを割り当てていないのも共通しています。他の天体のエレメントについては全員が共通した記載はしていません。


サインは、火地風水の4つのエレメントに完全に分類できることはよく知られているところです。


火のサインのエレメントを司る支配星には、火星は含まれていません。太陽、木星、土星の3つが火のサインのエレメントの支配星を構成しています。この3つはトリプリシティの支配星ですが、エレメントのエッセンシャルディグニティがトリプリシティです。


さて、今年2015年の日本の春分図。火のサインに天体が集まっています。火星さえも位置しています。この春、ポカポカ陽気が始まったと思ったら、関東は8日は冬日、9日も寒いです。しかしこの寒暖の状況は春分図の表記通りです。火のサインに火のエレメントの火星があるからいつも暑くなるとは限らず、霜や水の害を持ち込んでくることがあります。読み方の仔細はここでは省きます。(参考:2015年春分図の鑑定結果天体そのもののエレメントとサインのエレメントが違うことを理解しておくことが大事です。




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