動物にホメオパシー?!使う時に気をつけること。
こんにちは。みずのわ 髙橋理恵です。皆さんはペットを飼っていますか?犬や猫はもちろんですがウサギやハムスター、インコなどペットの種類も増えていますね。私は猫を2匹飼っています。純日本猫?というのかキジトラとサバトラの姉妹。とってもかわいくて癒される毎日です!さて、週末に母校であるCHKクラシカルホメオパシー京都の『動物・いのち・ホメオパシー』講座を受講しました。講師は獣医師の上原愛童先生。新潟県上越市で開業されています。ホメオパシーを始めとした他の療法も取り入れられていてわが家のにゃんずは病気知らずですがこんな先生が近くにいらっしゃったらいいなあ。一番印象に残ったのは動物の寿命について。よくあっという間に悪くなって亡くなったという話を聞くことがありました。どうしてなんだろう?こんなに技術も薬も進歩しているのにな?その理由は1日の寿命の違いにありました。人と比較すると犬の1日は人の1週間位。具合が悪いみたいだけどちょっと様子を見ますと言って3日間位置いておくことはなんと1ヶ月くらいにもなる!それは確かに手遅れになりますねと納得。ただでさえ動物は具合が悪いのを隠したがるもの。日頃の観察が大事だと改めて思いました。動物に対するレメディーの選び方は人間と基本的には一緒です。見えている症状に対して選ぶことが大事です。ここで注意が必要なのが飼い主さんの思い込みが入ること。例えば、下痢をしている時それが食べ過ぎなのか?ストレスが原因なのか?はっきりと理由がわかるとレメディーも考えやすいのですがわからないことの方が多いのです。そしてもうひとつ注意は出ているものは症状というより兆候でしかないということ。これは簡単に言うと動物はしゃべれないので下痢をしていてもお腹が痛いか痛くないかどんな痛みなのかなどはほとんどわからないということです。動物を診ることは小児科で診るようなものという先生の言葉に納得しました。皮膚が赤くなっているとか目ヤニがすごいとかはっきりと症状が出ていればレメディーは選びやすいでしょう。○○だからこうではないか?という状況ではすぐにぴったりなレメディーは見つけにくいということです。この辺りも日頃の観察が出来ているかどうかが大事だなと思いました。そして寿命の話とも絡みますがペットがどういう状態になっているかはやはり検査をしないとわかりません。実はもうマズイ!という時にレメディーを使って様子を見ますということは危険ということでした。これはホメオパシーに限らずある療法に取り組まれる方の中にはこれしかやらない!という方がいます。でも、西洋医学にも良い面があることを忘れないで欲しいですね。私は猫を飼っていると言いましたがいまのにゃんず達は5年前に向かえました。私が猫好きだと知っている子供たちからは何度も猫を飼おうと言われましたがずっと踏ん切りがつかなかったのです。それがなぜ飼うことになったかというと高校生になった息子がなかば強引にもらってきたこと(笑)こうでもしなければきっと私は今も猫を飼っていないことでしょう。その理由は、看取りです。ご存知の方もいるでしょうが外飼いの猫は自分の死期を悟ると自ら姿を消したものです。実は生まれた時から猫がいる環境でしたが外飼いだったので看取りを見る機会はありませんでした。にゃんず達が来た時覚悟をしなければと思いました。ありがたいことに今までケガも病気もせずに元気で過ごしてくれています。正直、考えるのは嫌です。どうにか逃げられる方法があればいいのになとも思います。こうやって書いていても涙が出てきます。でもそれだけ私の魂を動かすことでもあるのかもしれません。こういう立場になって最近SNSなどで気になるのは動物の延命について。ここまでやる必要がある?とも思います。何としても生きて欲しい!という飼い主さんの気持ちもわかります。人の延命治療についてはだいぶ議論されて落ち着いた感じがあります。でも動物はどうでしょう?自分の想いを伝えられない中で飼い主さんのために頑張っている子もいるでしょう。わが家のにゃんずはもちろんですがホメオパスとしてこれからそういうケースに関わることもあるかもしれません。動物が何を考えているかはきっと永遠の謎のような気がします。わかりあえるようで分かり合えきれないところが魅力でもあるように感じます。そんな時、どんな判断でどんなレメディーを選ぶのか?動物の尊厳を傷つけないようなそんな時間を目指したいと思いました。