本日の福岡春日も猛暑日となっています。

私もやっとワクチン接種の予約ができました。

 

司法書士Oです。

 

福岡では感染者が増加し、また緊急事態宣言が発出されるようです。

 

「第2回春日まちゼミ」は10月から開催の予定です。

オリンピックほどとは言いませんが、盛り上がる状況にできればと思っています。

 

Impossible is Nothing.

 

私は、某有名スポーツ用品メーカーのCMで初めて知りました。

ご存知の方も多いとは思いますが、モハメド・アリの言葉です。

アトランタオリンピックの開会式での姿を思い出される方も多いと思います。

 

全文はこうです。

Impossible is just a big word thrown around by small men who find it easier to live in the world they’ve been given than to explore the power they have to change it. Impossible is not a fact. It’s an opinion. Impossible is not a declaration. It’s a dare. Impossible is potential. Impossible is temporary. Impossible is nothing.

 

アディダスのCMの訳

「不可能」とは、自らの力で世界を切り拓くことを放棄した臆病者の言葉だ。
「不可能」とは、現状に甘んじるための言い訳にすぎない。
「不可能」とは、事実ですらなく、単なる先入観だ。
「不可能」とは、誰かに決めつけられることではない。
「不可能」とは、通過点だ。
「不可能」なんて、ありえない。

 

さすが、アディダスです。かっこいい!当然プロが作成した訳文でしょう。モハメド・アリが日本人だったとしたらこんな感じで言うんだろうなというのが伝わってきます。

 

英語を勉強すると、いきなり上のような訳文がスラスラ書けるようになると思われている方が多いと思いますが、それは誤解です。

上の訳文を見て「こんなことはできないから英語なんか勉強するのはやめよう。」と思う必要もありません。

 

英語を見ても、日本語を見てもかっこいい、この文章ですが、

単語も文法も高校1年生レベルです。

今事務所でこのブログを書いていて辞書が手元にないのでおかしな点があるかもしれませんが。

 

①Impossible is just a big word 

thrown around by small men who find it easier to live in the world they’ve been given than to explore the power they have to change it.

不可能というのは、自分が変えなければならない力に向かっていくのではなく、与えられた世界にいることの方が楽でいいと考える小さな人間がやたらに使うおおげさな言葉だ。

② Impossible is not a fact. It’s an opinion.

不可能というのは事実ではない。裏付けのない意見だ。

③ Impossible is not a declaration.

不可能というのは宣言ではない。

④ It’s a dare.

挑戦だ。

⑤ Impossible is potential.

不可能というのは潜在力だ。

⑥ Impossible is temporary.

不可能というのは一時的なものだ。

⑦ Impossible is nothing.

不可能なものなど何もない。

 

辞書を何度も調べながら、モハメド・アリが本当は何を言いたかったのかを見つけていくというのが翻訳(和訳)の第一歩です。

 

①の文では

過去分詞の形容詞的用法 thrown以下がa big wordを修飾

find it C to~:to~がCだと分かる(思う)、比較級などが使われています。アディダスの訳では、2つに分けて訳されていますが、

small men がやたらに使う a big word の対比が消失しています

 

②の文では

opinionは「意見」という意味ですが、「裏付けのない」というニュアンスがあります。つまり、「不可能という事実はない。」はないという意味で、「不可能と考えるから不可能なことが存在することになる」という感じだと思います。さすがのアディダスは、「事実でさえない、単なる先入観だ。」 opinionという単語に「先入観」という意味はありませんが、この文脈にはピッタリの言葉だと思います。

 

③の文では

「あなたには不可能です」と宣言されたときのイメージです。

人に決められるものではないという意味で、「誰かに決めつけられることではない」 うまい!

 

④の文は

「敢えてやる、無理してやる」という感じで、アディダスは省略しています。

 

⑤の文は

「可能性がある」という意味で、アディダスは省略しています。

 

⑥の文は

「不可能とは一時的なものであって、その後可能になる」という意味です。「不可能とは通過点だ」 これまたすごい!

 

⑦の文は

Nothinng is impossible.(不可能なことは何もない)の倒置です。

Impossibleは形容詞なので主語にすることはできないからです。

この前の文もずっと、Impossibleが主語になっていますが、「不可能というものは」という意味で名詞的に使われているものです。

「倒置」と聞くと難しそうに感じますが、私達が思っている以上によく使われます。英語は語順で意味が決まる言語なので、語順が変わっていると、「えっ?」となります。その「えっ?」となったところに話し手の「気持ち」が存在します。

 

中学校、高校で学んだ英文法は「役に立たない」などと不名誉な汚名を着せられていますが、そんなことはありません。

 

言葉を学ぶことは、

「相手の言いたいことを正確に理解すること」

「自分の言いたいことを正確に伝えること」 

ができるようになることです。

 

そのためには、まず「文法」が必要なのです。

 

不可能なんてあり得ない!

 

新型コロナウィルスに対応すること、英語力を身につけること、

どれも一朝一夕に出来ることではありませんが、一歩一歩前に進むことで必ず可能になると思います。

 

今回の「第2回春日まちゼミ」では、高校・大学の進学、将来の進路(特に英語・法律)についてお力になることができればと思い、「まちゼミ」の内容を考えているところです。

 

ご要望があれば、是非コメント欄にお寄せ下さい。

 

今日も最後までありがとうございました。