英語学習以前の事務的なこと


 英語学習以前の事務的な部分がうまくできないと、学習を進める上で、障害になります。これは、小学生だけではなく、中学生や高校生でも共通の課題となっています。

 例えば、英検などの申込忘れ、課題(各種プリントなど)の紛失、提出物を忘れる、物を探すのに時間がかかる、テストでのケアレスミス、重要なことの日時を忘れるなどです。

 学習することは、「小さな事務的な作業の積み重ねで成り立っている」と言っても過言ではありません。そのため、これらができていないと学習(授業)の能率が大きく低下してしまいます。

 

 

 

 

   事務作業が苦手な原因は?


 英語講師として本来の専門分野ではありませんが、私が考える原因は以下のようです。



個性によるもの

 先天的な要因として事務的なことが苦手な傾向があるのかもしれません。これは、脳の働きの特徴などが関係している可能性も考えられます。



多忙による負担の増大

 多忙なスケジュールが続く中で、心の余裕がなくなり、事務的な部分がうまくいかなくなることがあります。これは大人でも同じで、環境的な要因としてよくあることです。



国語力・読解力の影響

 文章を読むのが苦手な場合、案内類やプリントの指示文を正確に把握できず、ミスにつながると考えられます。



スマホ・AIなどデジタル機器の影響

 スマホやデジタル機器が子どもたちの(そして実は大人にも)事務処理能力に影響を与えている可能性があります。

 近年は、文字を読んで情報を収集するのではなく、デジタル機器を使って映像と音声のみで情報を収集する機会が増えています。文字を使ったとしても、SNSでは単文のみのやりとりで、何度もやりとりしてやっと情報交換(意思疎通)が成り立つことは少なくないと考えています。

 

 

 

 

  スマホ認知症


 “スマホ認知症”と呼ばれる状態(医学的な正式名称ではありません)があります。この原因は、長時間スマートフォンを使用することによって、脳の働き、特に「記憶力」や「集中力」に影響が出るのではないかと考えられています。

 例えば、スマートフォンがあれば何でもすぐに調べられるため、「覚える必要がない」「考える前に検索する」といった習慣が定着し、前頭前野の働きに影響が出る可能性があるといった見解も指摘されています。また、通知・SNS・動画アプリなどによって集中が途切れがちになり、注意力の持続が難しくなるといった報告もあります。

 今の子ども達は、デジタルネイティブ(Digital Native)であり、スマホネイティブです。物心が付いた時からスマホがありました。一方、保護者さま世代以上は、生まれながらにしてそれらがそろっていた訳ではありません。デジタルイミグラント(Digital Immigrant=デジタル移民)です。

 また、スマホ認知症は、Digital Nativeの子どもだけではなく、Digital Immigrantの大人にもその傾向が出てきているとの報告があります。

 つまり、デジタルネイティブが大人になり、高齢化してきた時に、どのような影響があるかは、まだ十分な医学的・心理学的なデータが揃っているとは言えない状況にあります。なぜなら、“デジタルネイティブ世代”が成長し高齢になる未来は、まだ誰も経験していないからです。

 こうした影響が一時的なものであれば大きな心配は不要かもしれませんが、幼少期からスマホに慣れ親しんだ子どもたちが、大人(高齢者)になったときにどうなるかは、専門家でも現段階ではまだ未知の領域です。

 

 

 

 

  課題の克服

 

 昔から事務作業が苦手な生徒の皆さんはいましたが、近年、増加しているように感じています。私たち講師は、教室本来の目的である英語学習をより良く進めるために、事務的な課題についても、保護者様とともにお子さまを見守り、サポートさせて頂きます。
 
 ご家庭でも、少しずつ課題を克服していくことができるように、「どうすればうまくいくか」を保護者様とともにお子様も一緒に考えて頂ければ幸いです。

 ご不明な点やご相談がございましたら、お気軽にご連絡ください。よろしくお願い申し上げます。

 なお、この事務的な課題についての具体的な対策については、後日改めてお伝えする予定です。

 

 

 

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