英語学習以前の事務的なこと

 

 英語学習以前の事務的な部分がうまくできなくて、学習を進めるのに障害になっている場合があります。これは、小学生だけではなく、中学生や高校生でも共通の課題となっています。

 このような作業がうまくできていないと、学習を順調に進めることができません。例えば、以下のような事務的なミスが見られることがあります。

 英検などの申込忘れ、課題(各種プリント)の紛失、提出物を忘れる、カバンの中にある物を探すのに時間がかかる、指示したテキストのページを開いていない、テストでのケアレスミスなど、このような事務的な問題は多岐にわたります。

 これらができていないと学習(授業)の能率が非常に悪くなります。なぜならば、学習することは、「小さな事務的な作業の積み重ねで成り立っている」と言っても過言ではないからです。
 

 

 

  事務作業が苦手な原因は?

 

 英語講師として本来の専門分野ではありませんが、学習を円滑に進めるためには重要な課題と考えています。そして、私が考える原因と対策は以下のようです。

個性によるもの

 先天的な要因として事務的なことが苦手な傾向があるのかもしれません。これは、医学的(脳科学的)な部分かもしれません。

 しかし、「どうせ自分は・・・」とあきらめずに、自分のその特性を認識して、どうすれば改善するのか工夫をすることが大切だと思います。

多忙による負担の増大

 多忙なスケジュールが続く中で、心の余裕がなくなり、事務的な部分がうまくいかなくなることがあります。これは大人でも同じで、環境的な要因としてよくあることです。

 無理をせず「ちょっとだけがんばる」ことが大切です。

国語力・読解力の影響

 事務的な作業には、「指示を正確に読み取る」「必要な情報を見つける」などのスキルが求められます。これらは国語(日本語)力や読解力と深く関係しています。特に文章を読むのが苦手な場合、案内類やプリントの指示文を正確に把握できず、ミスにつながるのだと思います。

 文章の意味を正しく読み取るように、日本語の語彙力を高めると共に、落ち着いて読む訓練をすることが大切です。
 

 

 

  具体的な対策は?

 

ファイルやポーチなど、プリント類を入れる専用の場所を決めて習慣化する。

プリントを折る場合、(白紙の方ではなく)「文字のある方」=「重要な情報が載っている方」を表にして折れば早く探すことができる。

学校用・教室用などそれぞれに持ち物リストを作り、出発前に確認する習慣をつける。

教室用の専用カバンを用意して、ご家庭でも使い終わったら常にそのカバンの中に入れることを習慣にする。

行うべき“ToDoリスト(やることリスト)”をメモ帳に書き、終わったらチェックする。

 ご家庭でも、「どうすればうまくいくか」を保護者様とともにお子様も一緒に考え、少しずつ「自分で管理する力」を育てていくことが大切だと思います。

 かつて、大学受験や英検の実施日時を間違えたために受験することが出来なかった生徒さん、大学受験や英検の願書提出のミスで受験することが出来なかった生徒さんがいました。それは絶対に避けたいものです。

 私たち講師も、お子様の成長を保護者様と一緒に見守り、サポートさせて頂きます。ご不明な点やご相談がございましたら、ご連絡頂ければ幸いです。よろしくお願い申し上げます。

 

 

 

 

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