体調を整えながらようやく最終日に訪れた、ギャラリーH.O.Tさんでの「H.O.T｣展。
こちらの画廊さんへは、10年来通ってきたので、その間に幾人かのお知り合いの作家さんがいる。
そういう方々は、毎年ここで個展をされたりするので、顔覚えの悪い私でも、お名前と顔が一致できる（爆
今日はその中で 上村和夫さんという壮年の作家さんと丁度出会えたので、作品の内容を深く解説していただける機会を得ました。
シンプルな固体を表したドットは、近づいてみると細かな数字が見えた。作家さんによれば
それぞれが全く同一の日付を表しているという。
この作家さんは以前は「手紙」をテーマに、海外のご恩になった方からの手紙を作品中に綴って画面を埋めていく・・・という作風が何回か続き、今回もそのテーマなのかな？ と想いながら伺った。
しかし今回は新しいテーマで、秋田にあるとある温泉治療地で、死と生の狭間に生きる人々をマッス（塊）として
表し、その間を走る空白の線は、生命線を表すという。
ある人は数週間、ある人は数ヶ月の余命を宣告されながら、穏やかに皆生きているという。
そしてその固体として表された人は、美しい空白としての光に包まれている。まるで神様からの、
作家さんによれば『彼岸の光』に包まれているかのように・・・
中田憲男さんの静けさに満ちた海も相変わらずすてき＾＾
新しく丸山陽子さんとおっしゃる若い女性作家さんの作品も、ホワホワとしたやわらかな色調で
とても心地よい作品でした＾＾。
このH.O.T展は本日で終了でした。。。
今日はまるでジャストタイミングなように、谷六の楓ギャラリーさんに寄ってからH.O.Tさんに寄ると、
ほんとうにお忙しくて久々に出会えたオーナーのC子さんに、京都から丁度帰られた弟さんのKさんともに
お顔を見られて嬉しかったです。
搬出を控えた出展者さんたちを後に1人帰ろうとすると、
皆さんそろってお見送りくださってなにか可笑しかったです（＾＾ヾ
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